お話 47 ページ4
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「ジミンー、ここ？」
「そう、ここだよー！あ、でもセキュリティが厳重なところだから、実際にはもうちょっとかかるかな。すぐそこなんだけどね！」
車が進んでいく路地の風景は、街中の雑然とした感じとは全然違い、綺麗に整えられていて、植えられている樹木やコンクリ材からも、高いんだろうなー…と思わせるには十分なのに…。
「…確かに、セキュリティーは凄まじそうだな。何人居んだよ…。」
一定間隔を通り過ぎる度に、警備員らしき人影が立っていて、流石にこれはどうなんだ…とも思う。
こっそり抜け出るとかそういうの無理なレベルじゃね？
いや、別にこっそり抜け出す必要があるかどうかもわかんないんだけどさぁ…。
まー…俺には関係ねーわ、なんて車窓から視線を戻して、んー…！っと後ろに向かって大きく伸びをしていたら、伸ばした手に何かが当たった。
「…ん？」
なんだろなー…なんてぼんやりと思いながら、手に触れた何かが何なのかを確かめるべく、後ろに伸びたままの体をさらに反らす。
「…んぁ？」
漸く、後ろが見える位まで体を反らせたと思ったら、視線の先に居たのは、すげー眠そうな顔したヤローで。
どうやら後ろに伸ばした俺の腕が気になって、俺の腕を掴もうとしたヤローの手が、俺の手と当たったらしかった。
その眠そうな目をぐしぐしと擦りながらも、必死で俺の顔を見てくるその目に、悪い事したかなー…なんて思いながらもそのまま眺めていたら、擦り終えて手が離れた顔が露わになる。
あー…これは…眠そうだわー…。
っつーか、不機嫌オーラ全開過ぎんだろ…。
「…あ、ごめ…っ…」
その表情はどっからどう見ても、寝起きで機嫌悪いんですけどなんで見てくるわけ？と物語っていて、咄嗟にごめんと謝ったものの、仰け反ったまま謝ってるし、相手からは顔逆さまになってるからお前誰？だろうし、一度体起こそ…と体勢を戻そうとしていたら、その眠さ全開ヤローが唐突に伸ばしていた俺の腕を両手で掴んできた…。
…もとい、掴んでそのまま、ぐいーーーーっとそのヤローがいる後ろの席に引きずり込まれた。
「…ッ、ちょ…ふぉおっ！？…っ、ちょっ、待っ……ッ、ぎゃーーーーーっ！！！」
「わーっ、A、大丈夫？！」
「Aさんっ！！？」
「わー！A凄い！そんなこと出来るの？！」
一人だけ、なんか違ーーーーーうっ！！！
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おるが(プロフ) - トナさん» トナ様、大変お待たせ致しましたーーーーー!!!またお楽しみいただける様、ちょっとずつですが更新頑張りますねー！コメントありがとうございます！励みになります♪ (2022年4月13日 11時) (
レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - いおりさん» お話愉しんで頂けているようで嬉しい限りです。まったりとですが更新を再開しておりますので、またよろしければ覗いてみてやってください♪コメントありがとうございました！ (2022年4月13日 11時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
トナ(プロフ) - 久々の更新待ってました...!!!!!!楽しみに待ってます♡ (2022年4月12日 1時) (レス) @page30 id: 277f38f1a9 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - わちゃわちゃ感が最高で見ていて、笑顔になりました!!更新、楽しみに待ってます!!!! (2021年2月25日 19時) (レス) id: 0fd6172cb6 (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - たろさん» コメントありがとうございます♪お話、愉しんで頂けているようで嬉しい限りです♪まったりですがこれからも更新して参りますので、お楽しみいただける様頑張りますねー！ (2020年11月23日 2時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おるが
| 作成日時：2019年9月16日 2時
