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『あれ、教科書…』
英語の教科書がない。さっきから探しているのに一向に見当たらない。
なんでだろう。今朝カバンから出した時ちゃんと持って来たのを確認しているはずなのに。
机の上はゴチャ〜とたくさんのノートや教科書、出しっぱなしにしていたペンが置いてある。
『あれー…』
一応何も入っていない机の中に手を突っ込むが、やはり何もない。
一人で黙々と探していると隣から「大丈夫?」と声をかけられた。
『たかくん、英語の教科書がどっか行っちゃったの』
「今朝出してるところ見たけどな…」
『だよね!』
たかくんも参戦してくれて私はもう一度ロッカーを探すことに。
「Aー、あったぞ」
『え、あった!?ってそこ!?』
教科書が出てきたところは、さっきまで探していたゴチャゴチャになっている私の机の上から。
「多分、出した時に他のと2冊重ねてあって、そのままなくなったって勘違いしたんじゃないか?」
『ハッ、なるほど…』
「まず、ないなと思ったらもう一回初めから探せば見つかることは多いから。ちゃんともう一回確認するんだぞ?」
『わかった!』
あれから3ヶ月くらい経ち、説明しなくてもわかると思うけど、三ツ谷隆くんはすっかり私のお世話係として定着しました。
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水原カノ(プロフ) - 釉夢さん» えー!ありがとうございます!(*^^*)がんばりますっ! (2021年9月18日 15時) (レス) id: e0da8650d9 (このIDを非表示/違反報告)
釉夢(プロフ) - じゅ じゅつの作品から飛んできました! 夢主ちゃん天然でかわいいですね!投稿頑張ってください! (2021年9月16日 22時) (レス) id: 04e2962a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水原カノ | 作成日時:2021年9月16日 21時