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強引 ページ26







『あのぉ…これって…』


「んー?女子ってこーゆーとこ好きでしょ?」


『私はどちらかというと静かなところが好きです』


「まじ?」





連れてこられたのはまさかのオシャレなカフェ。

店内は賑やかで学校帰りの高校生や私と同い年くらいの女の子、カップルで埋まっている。





「俺このパフェにしよーっと。Aは?」


『じゃあ…えーと、紅茶で…』


「おっけー、パンケーキね」


『あれ、私の声聞こえてます?』


「すいませーん」





えぇ、マイキーくんマイスペースすぎない?

三ツ谷くんとはかなり性格のズレがあって驚きが隠せない。

マイキーくんは店員さんにテキパキと頼んでくれて、店員さんが去って行くと早速口を開いた。





「まずは、昨日のこと本当にすまなかった。俺の責任でもある」


『え』





き、急に謝られた!?

何これ、何これ。

目の前にいるマイキーくんはさっきの穏やかな感じはなくなってしっかりと頭を下げる。





『ちょちょ、マイキーくん…』


「ん?」


『いや、別に…!そんな、マイキーくんが謝ることじゃ…っそれに、謝罪はこの前も聞いたよ…?』


「いや、俺も総長の立場として責任あるし」


『そ、そうちょー?』


「総長」





2人して顔を見合わせて「?」ってなる。

“そうちょー”って、何?





『…そ、そうちょーって“総長”?」


「うん。だから、東京卍會の」


『…………はい!?』





何がどーなってんだ…!?

やばい、やばい。脳内パニック。





『えと……み、三ツ谷くんの入ってるグループのお偉いさんってこと?』


「ハハッ。まあ、そんなとこ」


『ふ、ふーん…』





ぜーんぜんそんな感じないよ!?

ッハ、だから!見た目で判断しちゃいけない!!





「まあ…今回のは三ツ谷を狙ってのことだったらしーけど」


『…うん、そうらしい』





初めに声かけられた時三ツ谷くんがどうのって言ってたもんな…。





「女に手出した時点でアイツらは不良でもなんでもねぇ」





ゾクッ、と体が震えた。

マイキーくんのハイライトがない目にさらに黒い闇がかかったようで少し怖かった。





「とまあ、こんな話やめよーぜ」


『ぁ…うん』





パッと笑顔になったマイキーくん。

変わり身の早さに、それもそれで怖かった。





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水原カノ(プロフ) - 釉夢さん» えー!ありがとうございます!(*^^*)がんばりますっ! (2021年9月18日 15時) (レス) id: e0da8650d9 (このIDを非表示/違反報告)
釉夢(プロフ) - じゅ じゅつの作品から飛んできました! 夢主ちゃん天然でかわいいですね!投稿頑張ってください! (2021年9月16日 22時) (レス) id: 04e2962a49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水原カノ | 作成日時:2021年9月16日 21時

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