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「おい！起きろ！」
『…っ』
さすがにもう無理だ。
あれから、何時間経ったのだろう。
もしかしたら分単位かも。
だとしたら最悪だ。
「よおし、やるか〜」
「うっす」
その合図で男の人たちが私を囲む。
『(こんなに人がいるのに正気な人がいないって普通にやばすぎ…)』
そう呑気に考える。
『(………いや、いたわ)』
それは誰でもない私。
この場で私だけが、正常な判断ができるんだ。
でも、こういう時は抵抗する方が相手が興奮するとか聞いたことがある。
「ほら、飲め」
『！？』
なに………薬？
これを飲んだら絶対に私はもう人に戻れない、そう感じ取って急いで口を閉じる。
「口開けろヤァ！」
しかし、バシンッと大きな音を立て、右頬を平手打ちされたことに気がつくのにそう時間はかからなかった。
痛い。
怖い。
どうしよう。
この人たち、本気だ。
仮にも私は女の子なのに、普通に手を挙げられる。
『ぐっ…』
「ほら飲め」
鼻をつままれて、さすがに口を開けてしまう。
ダメだ、死ぬ。
『み…っ、やくん…っ』
「ハハ、こいつ三ツ谷の名前呼んでるぞ！」
「やっぱアイツの女じゃねーかよ」
もう我慢ができず、ポロポロと涙が溢れる。
「ほら喉動かせヤァ！」
絶対飲まない。
このまま吐き出してやろうとしたその時。
ドゴォッ
「ッグハ…！」
グチャ、バゴッと聞いたことのない音が立て続けに聞こえる。
「あーあ、女の子に手あげたのはダメだね」
「テメェら覚悟できてんだろーな？」
「殺す」
聴き慣れた声が聞こえて、そちらを向く。
そこには、マイキーくん、ドラケンくん、そして三ツ谷くんがいた。
『(よかっ、た…………)』
最後に見たのは、見たこともないくらい怖い顔をしている三ツ谷くんの顔だった。
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水原カノ(プロフ) - 釉夢さん» えー！ありがとうございます！(*^^*)がんばりますっ！ (2021年9月18日 15時) (
レス) id: e0da8650d9 (このIDを非表示/違反報告)
釉夢(プロフ) - じゅ じゅつの作品から飛んできました！ 夢主ちゃん天然でかわいいですね！投稿頑張ってください！ (2021年9月16日 22時) (レス) id: 04e2962a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水原カノ
| 作成日時：2021年9月16日 21時
