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ランスside


先生「蒼井くん、昨夜学校のことで
家に電話したんだけど、誰も出なかったの
何かあったの?」


ラ「もう寝てたかもしれません」


先生「まさか7時くらいよ?」


ラ「…あ、俺バイトでした
あとおばさんも結構夜に出かけたりするので」



先生「そうなの…何もないならいいんだけど
…確かご両親は亡くなって
叔母さんと二人暮らしなんですよね」


はぁ…こういうの話は苦手だ
本当に大人は面倒くさいな

ほっといてくれればいいのに


キーンコーン

ラ「あっ予鈴」


俺がその場を立ち去ろうとすると
こいつは俺の手を掴んできた


先生「蒼井くん、何か困ったことが
あったら言ってね?貴方は…
他の子より不安定っていうか、その…心配です」



本当に…メンドクサイ


ラ「女遊びならもうやめたので大丈夫です
本命ができたので

でも…そうですね
困ったことが一つあります

最近ストーカーにつけられてるような

いや…でも多分気のせいです
先生ありがとうございます」


俺は先生の手を振り切って教室に戻った





エ「お前それホントに気のせいか?」


ラ「…まぁもしストーカーだとしても
相手は女だ、なんとかなるだろ」


エ「そういう問題じゃ…はぁ
そうだ今度新しい女の子のバイト入るって」


ラ「そうか……エース、お前も気をつけろよ」


エ「え?」


ラ「お前に何かあったら俺、悲しい」


エ「ランス…!」


エースが俺に抱きつく


後輩「ハイハーイ先輩方
見せつけないで下さーい」




俺はバイトの帰り道Aのことを考えていた

Aのことを考えるだけで心が満たされる


本当に不思議だなぁ

パズルみたいに甘い欠片(ピース)で
俺の心をうめこんで
欠けていた俺の心を満たしてくれる


A…早く会いたい


俺はスマホで時間を確認した
その画面に"誰か"の影が写った

ラ「…っ」

もう少し待ってろ…A





ラ「はぁ…はぁ…」


俺は走って薄暗い路地裏に入った


?「気付いてたんですか?
下手な尾行はしてなかったと思うんですけど」


ラ「…足音が聞こえたので……"先生"」


先生「貴方のほうが一枚上手だったわけね
確かに撒くのは上手でしたよ

でもそれがわかってて
どうしてこんな路地裏に?」


ラ「やめてほしいので…こうしたら姿を
あらわしてくれるかと」


なんだろう


先生「全部わかってるのね
これが私の素だってこと」


何か


先生「目を見ればわかるわ、賢い子ね」


苦い


「他のバカな男子とは違う
そういうところに惹かれたわ」


苦くてたまらない

・→←Life2・(名前)箱庭



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饅頭(プロフ) - えっえっえっ何か最初のランスがバイト増やすみたいな話したところで泣いたんですが…えっえっえ?神?神なんですか!? (2020年2月23日 21時) (レス) id: bb1145914b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルビィ - そらら@まひぃ?さん» ありがとうございます(>人<;)そんな風に言ってもらえるととても嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2018年7月21日 16時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
そらら@まひぃ?(プロフ) - 内容が面白いです!しかも好きなものなので...更新頑張って下さい! (2018年7月21日 13時) (レス) id: 0d6a48f466 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルト* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年7月18日 11時

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