検索窓
今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:19,530 hit

ページ7

店長side


何なんだ…このガキは


店長「か、かせっ」


俺は携帯を奪おうとした


ラ「触らないでください
どっかにアップしますよ」


店長「………何なんだ…お前は
俺を脅すのか…?
俺の王国を壊そうっていうのか…?」


ラ「店長…俺はあなたの
王国なんてどうだっていいんです

あなたがここで何しようが
どう振る舞おうが

本当にどうでも良かったのに
…どうして我慢出来なかったんですか?」


我慢…だと

ラ「俺は我慢したのに
仕事だと思って残業も掃除も

……Aとの時間が減ってしまうけど
全部我慢してきたのに…」


…は?何言ってんだこいつは
何を我慢だって?
俺がした嫌がらせじゃなくて?



ラ「…店長も我慢してくれれば
よかったんです…そうしたらお互い



コンナフカイナオモイハ
シナクテヨカッタノニ」


ゾクッ!

ドクン ドクン ドクン
激しい恐怖心が俺を襲う


店長「何…お前…何なんだ…?」



ラ「店長…あなたが言うものは
愛じゃないと思います

だって愛っていうのは
きっと心が勝手に感じてしまうこと

甘くてキラキラしてて
誰かに教えてもらったわけでもないのに
これが幸せだってわかってしまうこと

教えなきゃ伝わらないなんて
みかえりを求める前提の愛なんて
そんな不味いもの俺は愛とは思えない」


やばい…こいつは…普通じゃない…
このままじゃ…俺の王国が…壊される


ラ「ねぇ店長、興味なくても
目ざわりなら壊したくなる
よくわかりますよね?」


店長「…あ」


やばい、やばい、やばい



だが次の瞬間この"化物"は微笑みながら言った


ラ「…大丈夫ですよ、ちゃんとお給料…
ハラッテクダサイネ」







ランスside


店長はもう力尽きたかのように
ただ呆然のその場に座り込んでいた


俺は店長の部屋のクローゼットを開ける


やっぱりそこには
手と足を縛られた三星さんがいた


ラ「大丈夫か?三星さん
気おつけろよ…男って独占欲強いから」



ア「_______っ…」


三星さんの目からかすかに涙が見えた

だが正直どうでもよかった
この瞬間でも俺はただAに会いたい
そう思うだけだった


早く帰ろ

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

饅頭(プロフ) - えっえっえっ何か最初のランスがバイト増やすみたいな話したところで泣いたんですが…えっえっえ?神?神なんですか!? (2020年2月23日 21時) (レス) id: bb1145914b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルビィ - そらら@まひぃ?さん» ありがとうございます(>人<;)そんな風に言ってもらえるととても嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2018年7月21日 16時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
そらら@まひぃ?(プロフ) - 内容が面白いです!しかも好きなものなので...更新頑張って下さい! (2018年7月21日 13時) (レス) id: 0d6a48f466 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルト* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年7月18日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。