ハッピーシュガーライフ【パズドラクロス】

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ランスside



Aは何も悪くない



そう悪いのは全部俺



Aの言葉を信じた俺が悪い





ラ「………」




A相手だとついついなぁ…



やっぱり愛って不思議だ



だけどもう間違わない


同じ失敗は繰り返さない


絶対に



ガチャ ガチャ カチッ


俺はドアの下に小さな予備鍵をつけた


ラ「これでよしっ…と」


俺はドアの前に立ち
ドアに手を添えてつぶやく


ラ「おかえり…俺のハッピーシュガーライフ」









〜朝〜


「おはよーランス」


目をこすりながらAが起きて来た


ラ「あっAおはよー
今日の朝ご飯はAの好きな
卵焼きにしてみたんだ
お味噌汁はお豆腐と油揚げ…」


ギュッ

いきなりAが抱きついてきた


「うれしー！ランスの卵焼き
ふわふわしてて美味しいもん！」



よかった


いつものAだ


笑うと甘いA



「ふわふわー」



だけど…少しだけ




ラ「なぁA」


「ん？」


ラ「昨日の夜俺以外の誰かとお話しした？」


「してないよ？」


ラ「そうか…」








少しだけ元気がない



やっぱり外に出た時
怖い思いをしたんだろう



何があったか
今掘り返すのはよくないかもしれない



Aは誰とも話してないって言ってるし
ここにいるのが誰かに
知られることはないだろうけど…



"アレ"はなんとかしたけど
確実に複数人に見られた


昨日は本当に運が良かっただけだ




「ランス…今日も帰り遅いの？」


後ろでAが心配そうに見つめる


ラ「Aごめんな
なるべく早く帰ってくるから
そしたらいっぱいお話しよう

一緒にご飯食べて仲良くしよーな」


「………うん」



シュガーエンジェルが羽ばたかないように
俺がしっかり管理しないと


ラ「それじゃあ行ってくる」


「行ってらっしゃいランス」


ガチャッ ガチャンッ


2つの鍵を閉めて俺は学校に向かった

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