第六百五十八話 ページ2
〈side ⁇?〉
床に張り付いて、館の下の階から聞こえてくる音を探る。ケケケ…あいつら、皆やられたようだな…。
こりゃ傑作だ。散々このオレをコケにしやがったあいつらが、呆気なくやられちまってるんだからよ。
⁇?「ヴァニラ・アイス…ケニーＧ…ダービー弟…、
けっ！やっぱりお前らはアホどもだったぜッ！」
ーバンッ！
勢いよく床を蹴ったオレの体は宙に舞い上がり、はるか真上の天井へと張り付いた。
この素晴らしい身体能力！あいつらには無かったというのに、オレはなぜ優遇されなかったんだ。
しかし、面白くって笑いが出てくる。
⁇?「くく、くくく…くくくくくくくっ、くけっ！
腹の底から『ザマミロ＆スカッとサワヤカ』の笑いが出てしょうがねーぜッ！」
あいつら、このオレを「ヌケサク」だなんて呼びやがって…。逆にやられちまったのはてめーたちだぜッ！
承太郎をやるのはこのオレ様だ……！手柄はオレ一人のモンだぜ！
さぁ〜てさて、承太郎のヤツが、そろそろ来るかな？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈side ジョセフ〉
ジョ「な…なんだッ、この破壊の痕は⁉」
花京院にハルを任せ、わしと承太郎は館の中を走って回った。聞こえていた破壊音だが、もうすでに止んでいる。
アヴドゥル…ポルナレフ、イギー……お前たち、生きているんだろうな…！
ジョ「コルク栓を抜いたような、このきれいな切り口は…い、いったい…？」
ふと目に入った扉には、大きな丸い穴があいていた。破壊はこの部屋からどんどん奥へ続いている。
…まちがいなく、アヴドゥル達が敵と遭遇した痕だ！
この先に、三人はいるのかもしれん！早く合流しなくては。
ジョ「承太郎ッ！この扉をブッ壊して、奥へ進むんじゃ！」
承太郎「……。」
ジョ「おいこら、承太郎⁉」
承太郎「！ …ああ…。」
わしの呼びかけが聞こえていなかったのか、承太郎は今来た道を見つめて、ギュッと唇を噛んでいた。
なんじゃ、花京院が心配だったのなら、あいつを一人にしなければ良かったじゃろーに。わしを連れて走り出したのはお前だぞ。
〈オラァッ〉
ーバゴォーンッ！
スタープラチナの拳で、扉は呆気なくぶっ飛んだ。
承太郎がわしを振り返って、「開けたぜ」とつぶやく。開けたというより、破壊した、だけどな！
とにかく、先を急がねばならん。
ジョ「さあ、先を急ぐぞ！」
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サナ - 前の誰かに教えてほしくて13で、まさかの、推しに告られるとは………。びっくりです。(この作品最近ハマってますっ！キュウべえさんの作品まじ神っ！！) (2022年8月13日 13時) (
レス) @page11 id: d7d01d7c2d (このIDを非表示/違反報告)
キョウべえ(プロフ) - ピーカンパイさん» わ〜！ぜひぜひ仲良くしてほしいです！ゼペット……すみません、流行に疎くて、よくわからぬのです。いつもありがとうございます！ (2020年7月11日 19時) (レス) id: f69dbdccac (このIDを非表示/違反報告)
キョウべえ(プロフ) - こけし@黒死牟さんはロリさん» ぜひお願いします…DIO様をチャチャッと倒しちゃってください！旅行か〜、そういうお話も楽しそうです！ (2020年7月11日 19時) (レス) id: f69dbdccac (このIDを非表示/違反報告)
ピーカンパイ(プロフ) - のりぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいあとのりぴーの誰かに教えてほしかったのところで(最高すぎて)昇天しました。キョウべえさんのせいです。おわびに友達に(((ゼペットっていうゲームしましょ((( (2020年7月10日 17時) (レス) id: 72c8a4a708 (このIDを非表示/違反報告)
こけし@黒死牟さんはロリ(プロフ) - DIOﾁｬﾝは私が倒す みんなは幸せに 旅行でもｲｷﾅｻｧｲ (2020年7月8日 16時) (レス) id: ae1e4ed40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キョウべえ | 作成日時：2020年7月5日 6時
