検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:29,734 hit

貴女にあげるもの ページ9

「Aさん、今日はきのこのスープを作ってみました」










「今日の夜7時、モストロ・ラウンジにおいでください。開発中の料理があるのですが、味見してくれますか?」











「Aさん、丁度良かった。これ、貴女のために作ったお弁当です。一緒に食べましょう」






























最近、彼がよく私に餌付けしてくるようになった。

対価を払え、と言われるのかと思って断っていたのだが、まったくそんなことはなくて。
普通に美味しいし、見た目もすごいオシャレだし。





文句を言おうにも言えない。

ただ一つ、気になるのがある。





味付けが少し甘い、ということだ。
まあ甘いのは嫌いではないし良いんだけど……










今日はなにを食べさせてくれるんだろう、なんて。


教室の窓を覗けば見える、2−Eの体力育成。

ぼんやりとそれを眺めていれば、ジェイドとばっちり目があった。彼は口を動かし、私に何かを伝えようとしている。
なんで今伝えようとして…











「……ッ!?」







「A?急にどうした?」
「あ…いや、なんでも」






隣に座るカリムに心配されて、大人しく黒板のほうを向く。









無論、先生には“バッドガール”と怒られた。



















































こ の あ と な か に わ に き て く だ さ い














彼に餌付けされたのは、言うまでもない。

貴方のことが→←彼の手作り



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
147人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:**すずめ** | 作成日時:2020年4月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。