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負けない自信 ページ4

「Aー!選択授業なににしたんだ〜……って…」
「……」
「すごい顔だぞ!?何かあったのか?」





教室になんとかたどり着き机に突っ伏していると、上のほうから声が降り注ぐ。
名前を呼ばれたので顔を上げれば、其処には同じクラスの友達、カリムが居て。





「ちょっ、嘘でしょカリム……」




顔のことを指摘され、慌てて鞄から手鏡を取り出し顔を確認。






「うわ、ほんとだ……」




あの男を振り切る為に結構な体力使ったからかな……。

そうに違いない。





「お前今日大丈夫か?少し休んだ方が……」
「いいよ、ありがとう心配してくれて」







あわあわと心配してくれる彼が可愛らしくて、愛しい。
くすりと笑えば、目の前の彼も一緒に笑った。






































ぶっちゃけ言ってしまうと、私はカリムのことが好きだ。













勿論、異性として。























だから、アイツとの勝負は絶対負けない自信がある。









1年の頃からずーっと、私はカリムに片思いをしてる。









あの太陽のように輝く笑顔に、性格。

優しくて陽だまりのように暖かい、彼が好き。









アイツとは全く正反対ではないか。





別に正反対でなくとも好きにならないし、カリム以外に惚れるなんて絶対にあり得ない。









「ねえカリム。今度、私も宴に招待してくれない?」
「おっ良いぞ!!人は多い方が宴は楽しいからな!」









今日も私はアタックを続ける。









まあ……
こいつ、変なとこで鈍感だから全然気付いてくれないんだけど。





わかりやすくアピールしてるつもりなんだけどな……

















「じゃ、俺は席に戻る。次の授業同じだし、よろしくな!」
「うん、よろしく」



































──貴方が好きだから、あえて同じになるようにしてるんだよ









なんて。














そう言ったら、貴方はどんな顔をするんだろう。

























私が想いを告げるまで、貴方は待っててくれますか?

貴女は僕の→←嫌いな奴との距離感



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作者名:**すずめ** | 作成日時:2020年4月10日 23時

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