競売 ページ3
検問を無事終え、地下の駐車場に車を止めて会場に入った。
ホールでうろちょろしてるうちに競売が始まるとのアナウンスがかかり、俺らは競売場に足を踏み入れた。
司会者「さてさて今夜も始まりました！
世界秘宝が集まる競売にようこそお集まりいただきました！
本日は十分にお楽しみください！」
と、アナウンスが言うと客たちはうぉぉぉおと会場を盛り上げた。
俺らにとっては五月蝿くてしょうがなく、マチがイライラし始める。
って、殺気もれてるし。
ｼｬﾙ「マチ、抑えてよ。」
ﾏﾁ「分かってるよ。」
ｸﾛﾛ「来るぞ。」
司会者「さてさてお次は最後の目玉でございます！
何でも願いを叶えられる特殊な能力を持つ少女です！
でも今まで不気味がって一度も願い事を言われませんでしたので詳細は分からず！
そんなミステリアスな5歳の少女はいかがでしょうか！！
10億からスタート致します！」
ｼｬﾙ「10億？！」
ｸﾛﾛ「当たり前だ。あんな稀少な存在世界中どこ探しても見つからないからな。」
「10億1000！」「10億5000！」「15億！」
ｼｬﾙ「うわ、どんどん値段上がってくね。」
そんな騒音とは正反対に、少女は静かに鎖で両手を固定されて俯いていた。
あんな小さい子に重い鎖付けるかな普通。
些細なことでも警戒心を解かないとがこの競売の特徴でもある。
ｸﾛﾛ「18億。」
横を見ると団長も負けじと競売に参加する。
てか、18億って金額どこから出てくるんだろ。
司会者「おーっと、18億出ました！
他にはいらっしゃいませんか？？」
「18億5000！」「19億！」「20億！」
ﾏﾁ「こんな大幅に金額が上がっていく競売なんて初めて見たよ。」
ｼｬﾙ「俺も。」
ｸﾛﾛ「30億。」
ｼｬﾙ＆ﾏﾁ「「？！」」
本当にそのお金はどこから出てくるんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこもち | 作成日時：2021年4月16日 17時
