我慢 ページ20
フェイ「並大抵の覚悟じゃそんなことできないね。」
クロロ「自分で自分を傷つけることに躊躇いはないのか。」
『さいしょのほうはありましたが、さいきんはなれてきてしまいました。』
シャル「恐ろしいな。
ん?ってことは俺が初めにお願いしたときも今みたいに代償払ったの?!」
『あ、ココアはかんいてきなおねがいだったのでつめのささくれをとるだけですみました。』
クロロ「なるほど…代償の大きさは願い事によって変わってくるんだな。
よしマチ、治してやれ。」
マチ「分かった。
A、手を出して。」
Aは素直に手を出す。
マチ「こりゃひどいね。
爪は神経が細かいから繋げる時にちょっと痛むかもしれないけど大丈夫かい?」
『いたいのはいやです…。』
クロロ「自分でやるのはいいのにか?」
『じぶんでやるよりたにんにやられたほうがこわいんです。』
クロロ「つべこべ言わずに治療されろ。」
シャル「団長面倒くさくなってきたの?」
フィン「適当になってるな。」
マチ「じゃあやるよ。」
と、マチは針を用意する。
Aはギュッと目を瞑った。
数分後無事治療が終わり、Aはぐったりしている。
マチ「大丈夫だったかい?」
『だ、いじょうぶです…。ありがとうございました。』
シャル「全然大丈夫そうじゃないねw」
クロロ「てか、Aの回復能力で治せないのか?」
『はい。じぶんじしんはなおせません。』
シャル「便利なような不便なような。」
クロロ「とにかく、Aは蜘蛛に入るんだな?」
『は、はい…。』
クロロ「蜘蛛に入るとなると殺しももちろんやらなくてはならない。
それでもいいのか?」
『だいじょうぶです。
みなさんのあしをひっぱらないようにどりょくします。』
クロロ「分かった。マチ、Aに刺青を入れてやれ。」
『え…またいたいのですか…?』
クロロ「針を入れるのだから痛いに決まってるだろう。」
『……。』
パク「あからさまに嫌そうね。」
74人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きなこもち | 作成日時:2021年4月16日 17時