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『はぁ…一先ずうちのフェイがごめんね。』
「チッ。」
『それでマチは親御さんとかいるの？』
「そんなこと一々聞かなくてもさっきみたいに触って確かめればいいじゃん。」
『私はマチの口から聞きたいな。』
「それでも嫌って言ったら？」
『話してくれるまでいつまでも待つよ。』
「…頭おかしいんじゃないの。」
『生憎まだまだピッチピチの18歳だからボケてはないよ。』
「え、Aって18歳だったんだ。」
『あれ？言ってなかったっけ？』
「聞いてないな。」
「ワタシ達の年齢は知てるか？」
『10歳でしょ？』
「言ってないはずなんだけどな。」
「どうせ生活しているどこかで俺たちに触れてさりげなく聞き出したんだろ。」
「記憶が無いのが尚怖いね。」
『それより、私はマチをここで匿いたいと考えてるんだけどどうかな？』
「はぁ？！」
「本人が一番ビックリしてるじゃん。」
「ワタシ反対ね。そんな自分のことを話したがらない奴、スパイかもしれないよ。」
『あれ？フェイも最初の方警戒して全然話してくれなかったよね？』
「記憶違いね。」
『誤魔化したな、これ。』
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きなこもち(プロフ) - ダチュラさん» ありがとうございます(*'ω'ﾉﾉﾞ (2021年5月28日 6時) (
レス) id: 9b397e807b (このIDを非表示/違反報告)
ダチュラ - 初見です！！御伽噺の遠回しな表現が、すごい……！！ (2021年5月27日 22時) (レス) id: d99cf3ac4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこもち | 作成日時：2021年4月4日 20時
