今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:7,303 hit
小｜中｜大
3 ページ3
その事故によって両親に先立たれた彼女は、自分の居場所がなくなってしまったので、仕方なく児童養護施設に送られる。
「A…言い難いことだけど、あなたの両親は亡くなったわ。」
と、女性の警察官が車を運転しながら、後部座席に座っていた彼女に告げた。
少女の名前は“A”と言った。
「気を落とさないで。彼らは天国に逝ったのよ。」
でも、Aはそれに返事することなく、ただ無言で車の窓から外を眺めているだけだった。
しばらくして施設に到着したAは施設の責任者に会い、施設で過ごすための全ての準備を終えた。
「ここよ。」
マザーに連れてこられたのは何十台ものベッドが並んでいる部屋だった。
「さあ、入って。今日からここがあなたの家よ。
そしてここがあなただけの場所。」
と、マザーはAの荷物を一つのベッドの上に置いた。
マザーの微笑みにAは小さくこくりと頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アロン(プロフ) - クロロだぁぁぁ、にしてもこれ、チェスの女の子の映画に似てる気が？たまたまYouTubeで見かけたんですけど気のせいならすみません！更新待ってますー！ (2021年8月23日 14時) (
レス) id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこもち | 作成日時：2021年5月5日 9時
