最高なバームクーヘンエンド / 八 ページ34
キラキラと光るシャンデリアに、
ステンドグラスを使用した洒落た窓
そんな綺麗な式場の真ん中を歩く、
純白のウェディングドレスを着た君
俺は今、何をしてるんだろう
＊＊＊＊
「いやぁ〜っ、めっちゃ凄かったなぁ」
「Aさんのドレス姿綺麗でしたね」
結婚式からの帰宅途
同僚かつゲーム仲間のすぎるさんとshu3は今日の話で持ちきりだった
「なぁ、hacchiもそう思わへん？」
「え？あ、あぁ、綺麗でしたね」
いきなり話を投げ掛けられて動揺する
「なんやぁ、hacchi…なんか疲れてる？」
「hacchiさん同僚代表でスピーチしたのでね…お疲れ様です」
「別に疲れてねーわ」
普通に笑おうとしたつもりだが口から出たのは乾いた笑い声だった
「最初めっちゃ緊張してたのに最後涙ぐんでたやん！
hacchiマジお疲れ」
あはは、と笑ってすぎるさんはぽんぽんと背中を叩いてきた
服装はいつもと違くても、それ以外二人はいつも通りだった
「hacchiさん周りに頼られてますからね」
「なんでなんやろ、俺もスピーチやっても良かったんやけど」
「 蘭たん が嫌だって言ってましたよ」
蘭たん
何気ない会話の中でも、彼の名前だけが大きく脳内に響いた
すぎるさんはというと彼は「はぁ！？なんやねんそれぇ」と若干キレながらも笑っている
「………あ、せやせや、
それにしてもまさかAの結婚相手が
蘭たんだとは考えもせんかったわ」
ぐさりと、一気に胸に鋭い物が刺さったような感覚に陥る
「いやほんと俺もびっくりしましたよ、会社ではあの二人全然そんな雰囲気出してなかったのに…」
今の自分にとって一番聞きたくなかった
「なんかさぁ、俺ぶっちゃけAは職場の中だとhacchiに一番好意持ってたと思ったんやけど」
「すぎるさん」
俺の頭の中で何かがプツンと切れたような気がした
「ごめん、俺今日はここで…」
いきなりの発言にさすがにすぎるさんとshu3も唖然としている
そりゃ、そうなるよな
「えっ、hacchiさん、この後のアフターパーティーは…」
「ちょっと疲れちゃって…ほんとごめん、
行けたら後で連絡するから」
変な言い訳と
じゃあまた、とか言って手を軽く振った
まだ夕方にもなってないのに、空では烏が鳴いていた
俺をバカにしてるんだな、きっと
「って、しょーもな………」
今は
酷く情けない自分をただ嘲笑うことしか出来なかった
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ガオNA(プロフ) - ゆっくりさん» コメントありがとうございます！すみません、教えて下さりありがとうございます…！！今後から気を付けますね…！ (2020年2月29日 18時) (
レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 曲パロは著作権に引っ掛かってしまうので消した方が良いですよ…(小声) (2020年2月29日 18時) (レス) id: 56664050fd (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - いきなりすみません、作者のガオＮＡからです。申し訳ございませんが、『4人の○○○』の4話にちょっとした話のミスがありましたので、その部分を直させていただきました。宜しければですがもう一度読み直して頂ければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - ivさん» 了解！！！リクエストありがと！！ (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
iv(プロフ) - バレンタイン時のすぎにゃんvsしゅーさんとかお願いできる…？？？？ (2018年4月5日 13時) (レス) id: 14899ecff4 (このIDを非表示/違反報告)
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