検索窓
今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:13,231 hit

29.呆れる ページ29







1週間すっげぇ我慢してやっとAをデートに誘えて俺はもうテンションマックス。





仕事終わりだからそんなに時間もないしどうしようかな…って




給湯室から帰ってそんな事ばっか考えてる。





やっぱとりあえずご飯食べて〜ちょっとプラプラ歩きながらデートもいいし





先にちょっとだけ買い物とかして?それからご飯でもいいし…





今日は送ってったらコーヒーくらいお願いしてもいいかな…とか。





そんな事ばっか考えてて頭ん中はAでいっぱいで




纏めなきゃいけない資料も全然手につかない。







有岡「なーにニヤニヤしてんだよ?」





デスクに座って考え込んでた俺の頭をパシンと叩きながら大ちゃんが言う。





山田「いって!なんすんだよ。」


有岡「なんすんだよじゃねーよ。それ月曜の朝イチでいるんだからな!ちゃんと作って帰れよ?」





開きっ放しのパソコン画面を顎で指しながら隣にある自分のデスクに座って




なにやら資料を見ながら真面目な顔して仕事を始めた大ちゃん。






山田「ねぇ大ちゃん?」


有岡「ん〜…?」


山田「1週間じゃさ…早いかな…」


有岡「何が?……って、Aと?」


山田「うん。だって俺Aがすげぇ好きなんだもん。キスだけじゃもーやだ。」






はぁってため息つきながらそう言った俺に パソコンをカタカタやってた手を止めて






有岡「あのさ〜…んなことオレに聞くなよ。」






くるっと椅子を回転させて呆れたような顔をして俺を見た。






有岡「付き合ってんだしいいんじゃねぇの?別に。Aもヤならヤだって言うだろ?」


山田「ヤだったら嫌われない?」


有岡「んなことで嫌いになるようなら初めから付き合わねぇだろ。
そんな奴じゃねーよ、Aは。」


山田「…Aのコトすげぇ分かってんだね。」


有岡「なに、今度はヤキモチ?」





ニヤッと笑って俺の頭をくしゃくしゃっと撫でながら




有岡「もっと自信持てよ、好きだって言ってくれたんだろ?」





そう言った大ちゃんにあの日のAを思い出したら




勝手に緩んじゃう顔を抑えらんなくて呆れた顔した大ちゃんがまた俺の頭をくしゃっと撫でた。

30.定時→←28.優しい魔法



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:山田涼介 , 有岡大貴 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

えこる(プロフ) - ななそんさん» ななそんさん♪別グループって・・・もしかして嵐でもJUMPでもないってことですか・・・?それなのに私のお話を見つけて読んで下さって、ほんとにありがとうございます。ちょとずつですがパスも解除しますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。 (2018年7月8日 21時) (レス) id: e6799d20af (このIDを非表示/違反報告)
ななそん(プロフ) - 別グループのファンでえこるさんの書かれるお話が好きで読んでいたのですが、こちらのグループのお話も一気に読んでしまうぐらいドキドキキュンキュンしてしまいました♪続きはまだ公開されていないんですね(T_T)気長に待ってます♪ (2018年7月7日 11時) (レス) id: 121aa162df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えこる
作成日時:2017年1月12日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。