検索窓
今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:13,233 hit

19.我慢はどっち? ページ19








大人っぽい顔をしたり子供みたいな顔をしたり





コロコロと変わる表情に私の心はドキドキするのに忙しくて




なんて答えたらいいのかなんて全然分からなくて




ただ山田くんを見つめることしか出来なかったら




山田「ねぇ、これからも『A』って呼んでいい?」





くりくりの瞳で私を見ながら言う。





さっきもそう呼んでたくせに今さらちゃんと許可を取ってくるのが可愛くて





ちょっとだけ意地悪してみたくなっちゃう。








A「ダメ。年下なんだからちゃんと『さん』付けて。」


山田「えー!いいじゃん!A俺のもんでしょ?」


A「っ///!だ、だめっ。それに会社ではもう話し掛けないで!」


山田「なんだよそれっ!やだし!」


A「やだしじゃないし!」


山田「じゃあ…会社で話し掛けないようにするから『A』って呼んでい?」





ちょっとだけ拗ねた顔で首を傾げながら上目遣いで私を見る山田くん。





そんな可愛い顔で見つめられたら ダメ なんて言えないよ。





A「い…い、よ?」


山田「やった!って…俺会社で我慢出来っかな〜…」





はぁって小さなため息をつきながら頭をガシガシっとする山田くんが可愛くて堪らない。







山田「ねぇ…Aって呼ばれるの、イヤ?」


A「イヤ…じゃ、ないよ…?」


山田「なんだよ、じゃあ俺だけ我慢すんのずりぃじゃん。」





ぷいっと口を尖らせて残りのビールを飲み干したと思ったら






山田「じゃあ…俺は会社で話し掛けないように我慢するから、Aは毎日寝る前に俺にメッセして?」





いい事を思い付いた!って顔をして私をぱっと見た。





A「え!毎日?!」


山田「うん、そう。毎日寝る前に『おやすみ』ってちゃんと言って?」





そう言ってニコニコしながら私を見てるけど…





A「山田くんて…結構束縛くんなんだ。」




ぽつんとそう言った私に





山田「だって毎日好きな子に『おやすみ』って言われたいじゃん。
こんな俺じゃ、イヤ?」





また急に仔犬みたいなくりくりの瞳で私を見るから





ホントは好きって言いたいけど恥ずかしくて到底言えそうもないから





A「…イヤじゃ、ないよ。」





山田くんから視線を逸らしてちょっとだけぶっきら棒にそう言った。

20.手→←18.自覚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:山田涼介 , 有岡大貴 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

えこる(プロフ) - ななそんさん» ななそんさん♪別グループって・・・もしかして嵐でもJUMPでもないってことですか・・・?それなのに私のお話を見つけて読んで下さって、ほんとにありがとうございます。ちょとずつですがパスも解除しますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。 (2018年7月8日 21時) (レス) id: e6799d20af (このIDを非表示/違反報告)
ななそん(プロフ) - 別グループのファンでえこるさんの書かれるお話が好きで読んでいたのですが、こちらのグループのお話も一気に読んでしまうぐらいドキドキキュンキュンしてしまいました♪続きはまだ公開されていないんですね(T_T)気長に待ってます♪ (2018年7月7日 11時) (レス) id: 121aa162df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えこる
作成日時:2017年1月12日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。