【好きです 鈴木くん!!】片想い、両想い 〜part1〜

＊8話＊ ページ10

「ナイスシュートオレ！！

よっしゃ♡」


「輝ナイスシュート！！」




2人はハイタッチをかわす





「やるじゃねーか1年！

ナイスシュート！！」









中学校に入学して２週間


鈴木さんちの輝くんと


もう1人の鈴木くんちの望くんは





バスケ部に入部しました





「はん！！下手くそなシュート決めて調子のってんじゃねーよ｡庶民の鈴木共！！」





輝と望にボールをぶつけた





もう1人の鈴木くんも…









「てめえ、今日こそぶっ殺す！！

望行くぜ！」


「あいさー！！」





「上等だコラぁ！！」








またしても乱闘が始まります





トリプル鈴木の大ゲンカは

早くも南中バスケ部の名物となりつつあるようです





「まーったく、あんたたち」

『顔合わせればケンカしかしないね…』





「私とAの仕事増やさないでよね」





伊藤ちひろと城野Aも


バスケ部マネージャーになりました





「やだ輝、あんたシャツ裏表来てるよ」


『あっほんとだ』


「い”っ」





どうやら輝はシャツが裏表だったみたいで…





私とちひろは


”あわてんぼーだね”といっしょに笑った








それが気に食わなかったのか私たちにボールを投げつけてきた忍





なぜか望にもあたったたようで…









今度は6人の乱闘が始まった





「ちょっと、何すんのよ

鈴木忍！！」


「てめーまたやりやがったな」


『嫉妬は良くないぞ！鈴木忍』


「オレカンケーねーのにあてんなよ！」









すると先輩が忍に話しかける





「それにしても鈴木忍くん｡

君がバスケ部に入ってくれるなんて思わなかったよ｡

小学校時代からいろんなスポーツで賞とるほど優秀だったって聞くよ？

君ならいろんな部活から勧誘されたんじゃない？」


「そりゃまあ…」


「うちの部、あんまり強くないのになんで入ってくれたの？」





「なんでって…」





忍はちひろの方をチラッとみる





「何よ」





ちひろがそう言うと顔を真っ赤にして、反論する忍









また、胸が痛むなぁ…





なーんで好きになっちゃったかな、忍のこと…








「(またアイツ、胸おさえてるし…)」





望は苦しそうな表情でAを見つめた

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