【好きです 鈴木くん!!】片想い、両想い 〜part1〜

＊3話＊ ページ5

噂によると





鈴木忍っていってすげー金持ちで親がこの辺の

地域、牛耳ってるらしい


ワガママで性格は最悪だけど、成績優秀、

スポーツ万能、色んな大会で全国優勝してる





天才児ってな (直人談)









入学式









「新入生の皆さん、入学おめでとうございます｡


勉学、スポーツに励み、友情を育み、素晴らしい中学校生活を送ってください」









そんな中、ある少女は不安だらけだった





星野爽歌


極度のはずかしがり屋






爽歌side







「(ああ…やっぱり知らない顔ばかり…

うちの小学校からここの中学入ったの私だけだもんね〜


友だちできるかな〜


私、口下手だし、声小さいし、ギャグとか言えないし、きっと無理だろうな〜)」









「(はあ…


せめて周りの人に迷惑にならないように教室のはじっこで静かに生きよう)」







そんなことを考えながら廊下を歩いていると





前から1人の男子とその男子を囲んでる大勢の女子が歩いてきた







横を通りすぎようとしたとき





その男子とぶつかってしまい、転んでしまった





「いたた…


す…すみませ…」





謝るとその男子は口を開いた





「トロトロ歩いてんじゃねーよ


ブスは道の端歩け」









そのとき、その男子の頭を上履きで叩いて


現れた2人の男子２人に





私は目を見開いた









貴方side








入学式が終わり、ちひろと一緒に廊下を歩いていた





「中学生楽しみね」


『うん！』









すると朝のオレ様男子が1人の女の子にぶつかっていて





女の子が転んでじまっていた





なのにオレ様男子は謝らなかった








だから、私はその男子に1発言ってやろうとしたら








パコーンと音がして輝と望がその男子の頭を

上履きで叩いていた








ナイス輝、望









「な…

いきなり何すんだ!!


つーかだれだ、てめーら!!」





「1年4組

鈴木輝と」


「同じく1年4組

鈴木望だ。このヤロー」






2人は上履きを見せながら言った





「あのコに謝れ！

オレ見てたぞ｡

ぶつかったのはオマエの前方不注意のせいだろ」





「それに死んだひいばあちゃんが言ってた


男は女に優しくしてやんなきゃいけねーんだぞ｡

「ブス」とか絶対言っちゃいけねーって」








輝と望がそう言うと３人の乱闘が始まり出す

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