【好きです 鈴木くん!!】片想い、両想い 〜part1〜

＊25話＊ ページ27

望の家





あれから、望の家で遊ぶことになり、





今はゲームなうです










「あ〜また負けた！」


『やった！また勝った！』





ちなみにWiiをしています！





このとおり、私の全勝中









望がめっちゃ弱いw









「あっそうだ！」





ゲームの最中、突然声を上げた望





『どうしたの？』





私が聞くと









「さっき、コンビニでおもしろい味のお菓子見つけたんだぜ？

いっしょに食お！」









そんで、望が買ってきたお菓子を2人で食べた





そのお菓子はなんか、不思議な味がした









そのあと、小さいころのアルバムを見たりした





『うわーこれめっちゃ小さい！


これなんか、望よだれ垂らしてるよ！』





笑いながら言う私に望は恥ずかしそうに

ほんとだ

と言っている









『あっ！もうこんな時間だ』


「楽しみすぎて時間気づかなかったぜ」












ほんと、今日は望と遊べてよかった





あのまま、家に帰ったらモヤモヤしたままだったと思う









望に感謝しなくちゃな…









『じゃあ、私、帰るね｡


今日はありがとね！めっちゃ楽しかったよ！』





私が背を向けると望が口を開いた





「お前さ、オレと会ったとき…


泣いてたよな？









何が、あったんだよ…」





その言葉に何も答えられない私









今日、楽しませてもらったんだから、言うべきだよね…








私は重い口を動かしながら答えた









『今日、ちひろん家に遊びに行ってたんだよね…


ちひろと話してたらさ、





忍が来てね…』





私の言葉を黙って聞いてくれる望








『それで、私は帰ってきたの…』









私がその言葉を言うと腕をグイッと引っ張られる










目の前には望の顔









静かな部屋にリップ音が響いた＿＿＿

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