感情一つ ページ3
僕が現世と呼ばれる世界に顕現して初めて見たのは、温厚そうな男の人。それと女の人みたいな男の人だった
主「はじめまして。僕はこの本丸の主をしている審神者だ。自由に呼んでくれて構わないよ。ほら、君もあいさつ」
そう言われて後ろに立っていた彼が僕を見た
加州「お、俺は加州清光。よろしくね…」
彼が僕を見る目には憐れみと絶望が映されていた
主「それじゃあ、加州。彼の本丸の案内を任せるよ」
そう言い残して彼は部屋を出ていった
加州「始めに言っておくよ。ここはブラック本丸と言われる最悪の本丸。あの人、主には逆らわない方がいい。周りの為にも。自分の為にも」
そう告げる彼の目は全ての絶望をかき集め詰め込んだような暗さだった
まるで自分の目のようだ
(周りの為、自分の為、ね)
僕は深く追求はせず大人しく彼の案内に付いて行った
案内された本丸内はそこかしこに血や汚れがこびり付いていて臭いもかなり酷い。庭も手入れされていないのが目に見えて分かる
加州「ここが君の部屋。俺達と一緒」
案内された部屋には、傷ついた者や部屋の隅で怯え蹲っている者、生きているのかも分からない者がいた
薬研「無銘…？あんた、無銘なのか…？」
あり得ない物でも見るような目で僕を見るのは薬研だった。でもその目には喜びも含まれていた
薬研「そっか…。来ちまったのか…。あんたは何もしなくていい。俺っちが代わりになるから」
自分もボロボロのくせに何を言ってるんだか
まあ僕には関係ないな
すると早速お怒りの様子の主の声が響いた
主「薬研！薬研はどこだ！」
(あ、戻った)
主に名を呼ばれただけで薬研の目はまた暗いものへと戻ってしまった
薬研「ゆっくり話したいのは山々だが。ちょっと行ってくるな」
薬研は引き攣った笑みを浮かべて部屋を出ていった
すると周りの奴らは耳を塞いだ
そして響いたのは罵声と暴力音や破壊音
なるほど。これを聞きたくないから耳を塞いだのか
ふと、部屋の隅で蹲っていた奴が目に入った
(あのピンクの髪…秋田か)
その視線に気がついたのか秋田が顔を上げて僕の方へと駆け寄ってきた
秋田「お願い、します…！薬研兄さんを…僕たちを助けて、ください…！」
助ける？それがお前が望んだことなら
「分かった」
僕は音のする方へと向かった
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邪答院つるる(プロフ) - よろしくお願いします！！ (2018年6月29日 5時) (
レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - フレンド承認いたしました！インが少ないですがよろしくお願いしますm(__)m (2018年6月28日 22時) (レス) id: c5e42dc428 (このIDを非表示/違反報告)
邪答院つるる(プロフ) - フレンド申し込みしましたー。101825590の邪答院光織です！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - 邪答院つるるさん» 是非お願いします！最近はめっきりやらなくなってしまったのですが…(;^_^A IDは101998630の徳川琴です！ (2018年6月27日 22時) (レス) id: c5e42dc428 (このIDを非表示/違反報告)
邪答院つるる(プロフ) - 良ければ、フレンド交換してくれませんか？ (2018年6月25日 18時) (レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松本 | 作成日時：2018年4月12日 14時
