感情十 ページ12
主との話が終わると時刻は夕刻になっていて、僕たちは夕餉を食べに広間へと向かった
鯰尾「無銘〜!鳴狐〜!こっち空いてるぜ〜」
既に何人かは席に座って机に並んだ食事を今か今かと待っていた
僕たちは鯰尾が用意してくれていた席に座った
鳴狐「そういえば、名前のこと聞いてなかったんだけど」
兄さんはまた怒ったような声音で言ってきた
「名前?主に付けられたやつの事?聞かれなかったから」
狐「そういう問題ではありません!主殿に大切なお名前を貰ったのならそれをご報告ください。鳴狐は貴方の兄弟なのですぞ」
「うん。分かった」
名前ってそんなに大切なことなの?別に僕は無銘でもAでもどっちでもいいよ
鯰尾「どうしたの?名前って?」
狐「どうやら無銘殿は主殿から新しい名前、Aという名を貰ったようなのです。ですが、それを私たちに報告しなかったのです」
鯰尾「名前を貰ったの!?すげ〜。それは確かに言わなきゃな。勿論、俺たちにもさ」
「鯰尾たちにも?何で?」
鯰尾「何でって、兄弟だろ?それに無銘よりAって名前の方がイイじゃん」
「そうなんだ」
鯰尾は僕が主から名前を貰ったことをとても羨ましがっているようだった
だけど、何がそんなに喜ばしいことなのか僕には理解できなかった
そして、そこから僕の名前が変わったことが広まり僕は無銘からAへと呼ばれる様になった
_______
日本号「おう、新入りぃ。呑んでるかぁ?」
「うん」
夕餉の後、そのままの流れで僕の歓迎会になって辺りはどんちゃん騒ぎ
僕は日本号と次郎太刀に挟まれて酒を呑んでいた
次郎「見た目のわりにいける口だねぇ。ほら、もう一杯」
二人とも僕のおちょこが空くとすぐに継ぎ足してくる。終わりが見えない
長谷部「本当に酔っていないのか?顔に出ないだけでは…」
「酔ってないよ」
長谷部「そ、そうか。だが、次の日に支障を来すようなことはないようにな」
日本号の隣で呑んでいた長谷部は疲れて眠った博多を抱えて広間を出て行った
気が付けば辺りは酔い潰れたやつだらけになっていた
鳴狐「A。部屋、戻るよ」
「分かった」
兄さんも呑んでいたがそろそろお開きのようだ
次郎「もっと飲もうよぉ」
次郎太刀や日本号はなかなか僕を離してくれなかった。最終的には逃げるようにして広間を出た
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邪答院つるる(プロフ) - よろしくお願いします!! (2018年6月29日 5時) (レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - フレンド承認いたしました!インが少ないですがよろしくお願いしますm(__)m (2018年6月28日 22時) (レス) id: c5e42dc428 (このIDを非表示/違反報告)
邪答院つるる(プロフ) - フレンド申し込みしましたー。101825590の邪答院光織です! (2018年6月28日 18時) (レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - 邪答院つるるさん» 是非お願いします!最近はめっきりやらなくなってしまったのですが…(;^_^A IDは101998630の徳川琴です! (2018年6月27日 22時) (レス) id: c5e42dc428 (このIDを非表示/違反報告)
邪答院つるる(プロフ) - 良ければ、フレンド交換してくれませんか? (2018年6月25日 18時) (レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:松本 | 作成日時:2018年4月12日 14時