58話 ページ7
「凄い人だな…。はぐれそうだ」
町は桜まつりのせいか大勢の人で溢れかえっていた
乱「どこも賑わってて楽しそう！」
「ああ、そうだな。乱、はぐれるなよ」
乱は俺の手を繋ぎ色々な店をまわった
乱「歩き疲れちゃった〜」
「どこかで休むか？」
俺たちは近くにあった甘味処で一休みすることにした
「他に何処か行きたいところはあるか？」
乱「う〜ん…。あ、A兄ちょっと待ってて」
「あ、おい！」
引き留める間もなく乱は人ごみの中へ走って行ってしまった
俺は仕方ないと思い暫く待っていたが、一向に乱が戻ってこない
(迷子になったのか…？それとも時間がかかっているだけ…？何故こんなにも心がざわつく…)
勿論心配はしているが何か違うものを俺は感じていた
俺はいてもたってもいられず乱を必死に探した。人気のない路地を中心に
「乱ー！乱ー！」
すると向こう側から乱の呼ぶ声が聞こえた
乱「A兄ー！」
「乱…！」
人をかき分けて来た乱は目に涙を浮かべていて俺に飛び込んで来た
「一体どこにいたんだ…心配したぞ」
乱「ごめ、なさ、い…色んなお店見てたら、分か、なくて」
「無事でよかった」
気づけば一人の男が立っていた
乱「違う本丸の御手杵さんが一緒に探してくれたの」
「おて、ぎね…」
俺の本丸にはいない刀剣。初めて見たはずなのに、どこかで会ったような
「乱が迷惑をかけたようですまない。お礼と言ってはなんだが」
俺は御土産に買った金平糖を渡した
乱「お礼に金平糖って…いくら好きでもねえ」
「し、仕方ないだろ。ほら、行くぞ。皆が待ってる」
乱「御手杵さん、ありがとう！またね！」
俺はもう迷子にならないように乱を右腕で抱きかかえると本丸へ戻った
(そういえば、あの御手杵一言も話さなかったな…。それに驚いたような顔をしていたような…)
乱「あの御手杵さんすごく優しかったんだ」
「そうか。優しい人に見つけてもらってよかったな」
乱「うん。でも、ボクがA兄を探してるって言ったら少し哀しい顔をしたんだ。何でだろ」
「…さあな。何かあったんだろう。…そういえば乱は何を買いに行ってたんだ？」
乱「…金平糖」
「…フッ迷子になってまで買ったのが金平糖って…フフッ」
乱「わ、笑わないでよ！A兄が好きだって言うから買ったのに！いらないんだね！」
「悪かった悪かった。ありがとな、乱」
乱「…どーいたしまして」
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松本(プロフ) - 本当ですか！？私は正常に飛べたのですが…何故でしょう…。お手数ですが私のボードの方にURLを載せましたのでそちらからとんでいただけれはと思います。申し訳ありません。 (2018年4月13日 20時) (
レス) id: 2e4ea1baf9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井 蒼夢(プロフ) - 夜分遅くにすみません。楽しんで見ました！URLに飛べないんですが… (2018年4月13日 1時) (レス) id: 29fa3271d7 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ganntaisyo4/ アナザーストーリーのURLです！良ければどうぞ！ (2017年11月5日 17時) (レス) id: 2e4ea1baf9 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - 菖蒲さん» ありがとうございます！新作もよろしくお願いします！ (2017年7月29日 20時) (レス) id: 2e4ea1baf9 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲(プロフ) - とても面白かったです！新作も楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年7月24日 23時) (レス) id: 45b55e947c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松本 | 作成日時：2017年5月24日 19時
