55話 ページ4
秋side
俺がここの本丸の審神者になって一か月程経った。
本丸にいた刀剣たちとも打ち解け、本腰を入れ始めていた
そんなある日、薬研が俺を空き部屋に呼び出した
秋「どうかしたのか？」
暫く気まずそうに俯いていた薬研だったが、意を決したように口を開いた
薬研「…大将。大将の霊力は人並み以上だと聞いた。だから大将に頼みたい」
すると、薬研は部屋の床の間に置かれていた風呂敷を俺の目の前に置きゆっくりと開いた
秋「っ…！！それは…」
大切そうに包まれた風呂敷から出てきたのは真っ二つに折れた刀だった
秋「彼を直すことが薬研の頼みたいこと…？でもどうして今まで…」
薬研「…実はここの本丸のやつじゃないんだ」
一瞬、薬研が何を言っているのか理解できなかった
秋(違う…本丸…？一体どうして違う本丸の彼が…)
薬研「ついでに大将に全部話す。前任の審神者が何をして、彼が折れてここに居る訳を」
薬研が重い面持ちで語り始めた話は想像を絶していた
この本丸の前任の審神者は違う本丸の刀剣を誘拐し監 禁していた。そして、その刀剣は怒りでその審神者を殺してしまった。その際、その刀剣も負傷し折れてしまったという
秋(こんな話が審神者の間だけじゃなく世間に広まれば……。だから政府の人も何も言わなかったのか…。こんのすけも何か気まずそうだったし)
秋「とりあえず彼を直そう。詳しい話は後で聞いてもいいかな」
俺は刀に手を触れた
俺の場合、霊力が強いので触れるだけで力を使うことができる
そして刀が直るにつれ彼の姿も徐々に現れてきた
秋「！…A藤四郎、だったのか…」
姿を現したのはまだこの本丸にはいないA藤四郎だった
秋(前主の本丸に彼はいなかった。だから前主は彼を…)
「A藤四郎だ。戦い以外に能はないがよろしく頼む」
彼の一言を聞いた時、何か違和感を感じた
薬研「A兄…！」
薬研が彼に駆け寄るが
「…お前、俺が憎くないのか…」
薬研「…は？」
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松本(プロフ) - 本当ですか！？私は正常に飛べたのですが…何故でしょう…。お手数ですが私のボードの方にURLを載せましたのでそちらからとんでいただけれはと思います。申し訳ありません。 (2018年4月13日 20時) (
レス) id: 2e4ea1baf9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井 蒼夢(プロフ) - 夜分遅くにすみません。楽しんで見ました！URLに飛べないんですが… (2018年4月13日 1時) (レス) id: 29fa3271d7 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ganntaisyo4/ アナザーストーリーのURLです！良ければどうぞ！ (2017年11月5日 17時) (レス) id: 2e4ea1baf9 (このIDを非表示/違反報告)
松本(プロフ) - 菖蒲さん» ありがとうございます！新作もよろしくお願いします！ (2017年7月29日 20時) (レス) id: 2e4ea1baf9 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲(プロフ) - とても面白かったです！新作も楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年7月24日 23時) (レス) id: 45b55e947c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松本 | 作成日時：2017年5月24日 19時
