二十二話 ページ22
Aside
A「《ゲルニカ》」
優しく、甘い、星のかけらを…基シュガーをイメージする。『魔法とはイメージだ』とおじいちゃんもよくいっていたが…本当にその通りで。
フィガロ「おおぉ…」
オズ「…」
目を開けると、淡く輝くシュガーが差し出されたカップの中にたくさん乗っていた。青色、淡いピンク色、黄色…色とりどりの色が美しく輝いている。
フィガロ「…うん、味もバッチリだ」
A「ほんとですか…？」
フィガロ「あぁ。ほら、オズを見てごらん」
フィガロさまの言われるがままにオズにいさまの方を向くと、オズにいさまは私の作ったシュガーを一つ口の中に入れたところだった。その顔は次第に緩み、淡く微笑みを浮かべているのがすぐにわかった。
フィガロ「それにしても…君のお師匠さんがなぜシュガーだと言わなかったのか……なんとなくわかった気がしたよ」
A「？」
意味がわからずにこてんと首を傾げると、フィガロさまはクスッと笑ってまた私の頭を撫でた。
フィガロ「だってさ、君のシュガー、ほんとに星のかけらみたいじゃないか。この瓶の中を見てご覧。色とりどりの輝くシュガーは星見たいだろう？」
呪文を唱えずに、フィガロさまはカップの中にあるシュガーがピッタリ入りそうな瓶を作り出し、そこに私の作ったシュガーが注ぎ込まれる。カランカランっ、と音を立てて瓶に収まっていく様子をじっと眺めると、どこか落ち着いてくるような気がした。
今までそんなこと考える暇もなかったわけだが……言われてみれば確かに、私のシュガーは色とりどりで、まるで夜空に浮かぶ星がそのままこの中に落ちてきたみたいでとても綺麗だ。
オズ「………その杖とも相性が良さそうだな」
A「はい。………とっても使いやすいです」
こくりと頷くとオズにいさまは私の杖を見つめて何かを考えているようだった。杖が使いやすいのは事実だし、後でスノウさまとホワイトさまにもう一度お礼を言いにいかなくては。
そんなことを考えながら、フィガロさまに出された課題用紙をもらってから、部屋を出た。
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you(プロフ) - 最高です！！！もうめっちゃ大好きです！是非とも今後も更新頑張ってください！ (2023年2月6日 17時) (
レス) @page22 id: 56a826c2ae (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ozだぁ〜さん» コメント返信遅れて申し訳ありません！お褒めの言葉有難うございます！ (2021年5月2日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - オズ様、、、サイコーだぁぁぁぁぁぁぁあ！！！ (2021年5月2日 9時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ミルクティーさん» コメント有難うございます！亀もびっくりな更新速度になってしまうかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2021年4月29日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - コメント失礼します。この作品とても面白いです^^*更新、無理しない程度に頑張ってください。 (2021年4月29日 18時) (レス) id: 5709ed91f3 (このIDを非表示/違反報告)
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