二十話 ページ20
オズside
A「フィガロさま、オズさま!」
フィガロ「お、来た来た」
オズ「……」
ぱたぱたと慌ただしく駆け寄って来る妹に目を向ける。その手には杖が握られていた。
フィガロ「魔道具は杖か」
A「はい!オズにい……っとと、オズさまとお揃いです…!」
嬉しそうにはにかみながら杖を握りしめる彼女。
なんと声をかけようかと考えていると、フィガロから小突かれる。『早く何か言えよ』という合図なのだろうが、何と言えばいいのか。
オズ「…私と一緒なのか」
とりあえず何とか捻り出した返答。後ろからフィガロのため息が聞こえて来る。
A「はい!そうです!」
そしてそんなことすら気にせずにこくこくとうなずくA。興奮しているのか、いつもより大分テンションが高い。
フィガロ「よかったね、Aちゃん。じゃあ今からここで魔法の訓練してみようか」
A「はーい!」
オズ「…」
Aは笑って返事をした。瞳の奥は真っ赤なルビーのように煌めいている。その光景を見ていると、少しばかり私の心も晴れやかになった。
………妹がいるとは、こういうことなのか。
しかし、この後驚愕の事実を知ることとなる。
フィガロ「じゃあまず最初はシュガー作りからね」
A「しゅ、がー?……なんですか、それ」
フィガロ、オズ「「………は?」」
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you(プロフ) - 最高です!!!もうめっちゃ大好きです!是非とも今後も更新頑張ってください! (2023年2月6日 17時) (レス) @page22 id: 56a826c2ae (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ozだぁ〜さん» コメント返信遅れて申し訳ありません!お褒めの言葉有難うございます! (2021年5月2日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - オズ様、、、サイコーだぁぁぁぁぁぁぁあ!!! (2021年5月2日 9時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ミルクティーさん» コメント有難うございます!亀もびっくりな更新速度になってしまうかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします! (2021年4月29日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - コメント失礼します。この作品とても面白いです^^*更新、無理しない程度に頑張ってください。 (2021年4月29日 18時) (レス) id: 5709ed91f3 (このIDを非表示/違反報告)
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