十七話 ページ17
Aside
二人の部屋に招かれると、私はなされるがまま椅子に座った。
スノウ「さてと……まずはお主の好きな色を教えてくれんかの？」
A「好きな色、ですか？」
ホワイト「そうじゃ。みたところ、お主もオズと同じように杖を使うのが良さそうだからの」
スノウ「普段使う杖につける宝石の色を決めておきたいのじゃ」
そう言ってスノウさまとホワイトさまはカバンの中から大小さまざま、色とりどりの宝石を机の上に並べていく。
A「わぁ…」
思わず感嘆の声を漏らすと、二人は満足そうに笑う。
ホワイト「このなかから選ぶと良いぞ」
スノウ「コツは直感で選ぶことじゃ。一生使う杖じゃからの、自分がこれだって思った宝石を使うのが良い」
A「わ、わかりました」
小さく頷いた私は、じっと机に並べられた宝石たちを見る。不透明の真っ白な宝石や、青色の宝石などなど、さまざまな色が輝いている。
そんな中、透明で真っ赤な宝石と、虹色に輝く不思議な宝石が一際目を惹きつける。二つを手に取るとおおっ、と二人が声を出した。
スノウ「なるほど、レッドアベンチュリンとラブラドライトか」
ホワイト「お主、なかなか良い目をしているの」
A「そう、ですか？」
二人が感心したように私をみるが、私からしてみればこれがどんな宝石かは知らないし、感心される理由がわからない。
スノウ「ラブラドライトの石は霊性を高める石と呼ばれておるのじゃ。そのレッドアベンチュリンと言われる石は、リラックスさせる効果を持っていると言われておるな」
ホワイト「レッドアベンチュリンは、なかなか希少性の高い石でのぅ……。手に入れるのに苦労したものじゃ」
A「ほ、ほぇぇ……そ、そんな貴重なものを…」
二人の解説を聞きながら、じっとふたつの石を見つめる。
ホワイト「……杖にするなら、両方使うことも可能じゃ。相性も良さそうだからの」
ホワイトさまはそう言って私を見つめる。
もちろん私の答えは一択だ。
A「こ、この二つを…使ってほしい、です…」
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you(プロフ) - 最高です！！！もうめっちゃ大好きです！是非とも今後も更新頑張ってください！ (2023年2月6日 17時) (
レス) @page22 id: 56a826c2ae (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ozだぁ〜さん» コメント返信遅れて申し訳ありません！お褒めの言葉有難うございます！ (2021年5月2日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - オズ様、、、サイコーだぁぁぁぁぁぁぁあ！！！ (2021年5月2日 9時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ミルクティーさん» コメント有難うございます！亀もびっくりな更新速度になってしまうかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2021年4月29日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - コメント失礼します。この作品とても面白いです^^*更新、無理しない程度に頑張ってください。 (2021年4月29日 18時) (レス) id: 5709ed91f3 (このIDを非表示/違反報告)
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