十五話 ページ15
Aｓｉｄｅ
翌朝。
しょくどう？という場所で朝ごはんを食べるらしい。
目立たない方がいいだろうということで、オズさま…もとい、オズにいさまの後ろをついて歩く。(オズさまは身長が高いから近くにいれば目立たないですよ、とアーサーさまに言われた)
実際、いろいろな魔法使い(中には子供もいた)に話しかけられていたが、私の存在に気付いた魔法使いはいないようだった。…もしくは、気が付いてはいたが、面倒だから話しかけなかっただけなのかもしれない。オズにいさまの圧力がすさまじかったのもあるだろう。
おとなしくオズにいさまの陰で朝食をとっていると、賢者さまが立ち上がって魔法使いたちの前に出る。
晶「みんな注目！！
今日、この魔法舎に新しい仲間が加わりまーす！」
大声でそう発表する賢者さま。おそらく私のことだろうとは思った。魔法使いたちはざわざわとざわめいて、各々それぞれの思うことを話している。
晶「フィガロの弟子として入ってきた、Aちゃんです！！さ、Aちゃん、こっちにきてみんなに自己紹介をお願いします！」
A「は、はいっ」
私は深呼吸を一回してから、賢者さまの元へと向かって、隣に立った。
A「えっ、と、今回、フィガロさまの弟子になりました。Aと、言います。
不届き者、ですが…どうぞ、よろしくお願いします……！！」
ガッチガチに体が緊張しながらも、なんとか話し終えると、食堂全体にパチパチと拍手が響き渡った。
「フィガロ様、僕たちと同い年ぐらいの子ですよ！！」
フィガロ「これから一緒に魔法を学んでいくことになるだろうから、仲良くやるんだぞ？」
「はーい！」
…特に南の魔法使いたちが喜んでいることがまた取れる。なんだか私も嬉しくなってきてくすくすと笑う。
自己紹介がこんなに楽しいものだとは思わなかった。
晶「はい！それじゃあ朝ごはん食べ終わったら質問タイムで！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
you(プロフ) - 最高です！！！もうめっちゃ大好きです！是非とも今後も更新頑張ってください！ (2023年2月6日 17時) (
レス) @page22 id: 56a826c2ae (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ozだぁ〜さん» コメント返信遅れて申し訳ありません！お褒めの言葉有難うございます！ (2021年5月2日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - オズ様、、、サイコーだぁぁぁぁぁぁぁあ！！！ (2021年5月2日 9時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ミルクティーさん» コメント有難うございます！亀もびっくりな更新速度になってしまうかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2021年4月29日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - コメント失礼します。この作品とても面白いです^^*更新、無理しない程度に頑張ってください。 (2021年4月29日 18時) (レス) id: 5709ed91f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
