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二話 ページ2

オズside



カイン「え、今回の取り締まり、オズも同行するのか!?」

アーサー「ああ。オズ様がいてくれたら心強いだろ?」

カイン「そ、それはそうだが…」

オズ「…」

 無言でカインとアーサーの話を聞く。

 …アーサーに頼まれて闇市摘発についてきたが、何故だか妙な胸騒ぎがする。

アーサー「オズ様、オズ様」

オズ「…?」

 アーサーに名前を呼ばれて顔を上げる。考えこんでて気づかなかったが、どうやら呼ばれていたらしい。

カイン「どうしたんだオズ?考えこむなんてあんたらしくない」

オズ「……いや。…気にしないでくれ」

 首を横に振ると、まったく…といいながらさっきまで話していたことを教えてくれた。

 この闇市は毎週月曜の、暗くなる少し前になると開かれる。法律違反の物を高値で売りつける悪徳商人や人身売買によって利益を得ている業者が集まって開いている闇市らしい。

アーサー「今日を狙ったのは、ここに見せ物小屋が来るからなんです」

オズ「……見せ物小屋?」
 
カイン「なんでも、赤目の魔女を見せ物にしているらしい」

オズ「…赤目…」

 一瞬、遠い記憶が呼び起こされた気がした。…しかし、記憶の映像はすぐにかき乱れてわからなくなってしまう。そんなことはいざ知らず、カインの話は続く。

カイン「それで、二手に分かれて摘発しようと思うんだ」

アーサー「僕はカインと一緒に違反物の取り締まりを、オズ様は、その見せ物小屋を頼みたいんです」

オズ「……。…わかった」

 私はアーサーの頼みを受け入れた。
『赤目の魔女』とやらがどんなものなのか、気になったからだ。

 渡された焦げ茶色のローブを羽織り、フードをかぶる。
カインもアーサーも、色違いのローブを羽織ってフードをかぶっていた。

カイン「じゃあ俺とアーサーはこっち、オズはそっちだな」

オズ「…わかった」

 カイン達と別れた後、遠巻きに見える見せ物小屋の会場へと足を運んだ。

三話→←一話(暴力表現あり)



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you(プロフ) - 最高です!!!もうめっちゃ大好きです!是非とも今後も更新頑張ってください! (2023年2月6日 17時) (レス) @page22 id: 56a826c2ae (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ozだぁ〜さん» コメント返信遅れて申し訳ありません!お褒めの言葉有難うございます! (2021年5月2日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - オズ様、、、サイコーだぁぁぁぁぁぁぁあ!!! (2021年5月2日 9時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
abc(プロフ) - ミルクティーさん» コメント有難うございます!亀もびっくりな更新速度になってしまうかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします! (2021年4月29日 18時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - コメント失礼します。この作品とても面白いです^^*更新、無理しない程度に頑張ってください。 (2021年4月29日 18時) (レス) id: 5709ed91f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:abc x他3人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月10日 19時

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