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5 俺にも. ページ5
木村side
その後のアフレコでは、またいつものクールな表情を崩さないままだった。
神谷さんの前ではあんなに楽しそうに笑ってたのに…
アフレコ後、いつものようにさっさと帰ろうとする松田さんに話しかけた。
「松田さん!」
このまま帰したくない。
『はい』
仲良くなりたい。
あわよくばあの笑顔を俺にも見せてほしい。
『?どうしたんですか、木村さん』
なかなか次の言葉を発しない俺を不思議そうに見つめる松田さん。
首をちょっと傾げてる感じ、やばいかわぃ。
「いや、いっつも早く帰ってるからなんか用事あるのかなって、、」
『家で待ってるやついるので』
え…
もしかして彼女とか?
まぁ、そうだよなぁ…
松田さんかっこいいしなぁ、
モテるよなぁ…
「そっか。それは早く帰らないとだね」
その続きが聞きたくなくて、俺は早口で続ける。
『あの…』
「呼び止めてごめんね、また明日」
それだけ言って、自分の席に戻った。
はぁ、俺ってこんなだっけ…
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作者名:えー | 作成日時:2023年11月13日 21時