ゲーム実況者の短編集

君からクローバー (よつばぎるど) ページ31

Aside

ちゃ『あ、A！』

ちは『来てくれたんだ！』

「一応仕事終わらしたからwwんで何するの？」

c『久しぶりにボードゲームしようと思って！』

f『ナンジャモンジャやろ！』

私の大切な幼なじみ、よつばぎるどのみんな。こうやって笑いあって、遊んで、時に喧嘩もして。お互いに支えあって今日まで過ごしてきた。




でも、私はいなくなる。少なくとも今週中。


私は慢性的な心臓の病気を昔からもっている。これはよつばのみんなも知っている。だけど、ここ最近で急激に悪化した。お医者さんも、もう止められないらしい。



つまり、私には【死】の道しか無かったのだ。


(とはいっても、まだ何の変化も起きてないしな…)

ちは『A、どうしたの？』

「ううん、なんでもない…さ、しよしよ！！」


まだ、よつばのみんなと一緒に居ていい！って事だよね…


ちゃ『じゃ、またな！』

f『次、なに遊ぶか考えておいて！』

「うん、じゃあね！」


c『………あ、A！ハンカチ忘れてる！渡しに行くね！』


次はなにして遊ぼうかな………っ！！


痛い、心臓が強く捕まれるような鋭い痛み……


私は思わず倒れこんだ。場所は昔、みんなとよく遊んだ河川敷。クローバー探しとかしてたな……楽しかった。


でも、そんな日ももう終わり。私はこの世から居なくなる。よつばのみんなに、感謝の気持ち伝えたかった………




c『A！？』


CO-DA……な、んで？


c『Aがハンカチ忘れて行ったから……そんなことより、A！どうしたの？早く救急車呼ばなきゃ……』

「ううん、CO-DA。大丈夫。私ね、元々病気、だったじゃん？そ、れが悪化、したの。……っごめんね、もう、遊べなくて……ごめん」


c『A……俺らこそごめん。なんにも気付けなくて……幼なじみなのに、ずっと一緒に居たのに、ごめんね。』



ううん、謝らないで。私はみんなに会えて幸せだった。大好きだよ。






ありがとう






〜一年後〜

c『Aの一周忌、終わったね』

f『一年も経ったのに、なんにも実感わかない。……っ』

ちゃ『泣くなって、A心配するぞ』

ちは『そうだよ、あ、ここ。よくみんなでクローバー探ししたところ……』

f『久しぶりに探しますか』

『『うん』』


彼らの足元には、Aのように輝くよつばのクローバーがあった。


fin

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まあまあの自信作！

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