【HQ!】オカンとゲーマーと中二病と。

非日常11 ページ13

授業中、４時間目。

朝練のときに黒尾さんに言われたことを思いだす。


《まぁ…似合ってるんじゃねぇの？》


あぁ、もうずるい


ギャップが激しいなあの人


ヤンキーが捨て猫に餌をやる的な。



きっと今百面相してるんだろうなぁ



ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


「起立、礼、ありがとうございました」

いつのまにか授業が終わっていた


やば、黒板移してない


『研磨君、ノート見せて』


「いいけど…はい。」


『ありがと』


うわ、字ｷﾚｲｯ…!!!!


さすが研磨君！


「ねぇA、今日どうしたの？

授業中ずっと上の空だったけど」


『えへへ、ちょっと考え事』


「ふーん…(クロの事かな。スッゴいムカつく。クロのくせに)


A、ご飯食べないの？」


『あ、忘れてた。食べよっ！』


「ん。」


机を向かい合わせにする。


いつも研磨君と食べてるんだよね。


仲良い友達あまりいないし。


『あ、知ってる？研磨君』

「何が？」


『一年生に新しい転校生が来たんだって。しかもめっちゃ可愛い子』


「へぇ(嫌な予感しかしないんだけど)」


『ああいう可愛い女の子が後輩だったらいいのに…』


「Aは女子が好きだもんね…」


『うん、大好き。愛してる女の子love』

「即答だね」


『でも研磨君も好きだよ？』


「…ありがと」


研磨君は俯きざまに言いました。

お顔が真っ赤でした。


可愛いかったです(真顔)

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