第四訓 喧嘩はグーでやるべし ページ7
その日、俺は土方さんに重要な話があると呼ばれた。
『土方さん、俺に何の用ですかィ』
土「あァ、実はな_」
…………
…………………………
………………………………………………ふーん。
…そうだ、面白い事思い付いたァ(邪悪な笑み)
.
.
隊士「副長オオオオ!!」
隊士「局長が女にフラれたうえ、
女を掛けた決闘で汚い手使われ負けたって、
ホントかァァ!!」
隊士「女にフラれるのはいつものことだが」
隊士「喧嘩で負けたって信じられねーよ!!」
隊士「銀髪の侍ってのは何者なんだよ!!」
土方「会議中にやかましーんだよ。
あの近藤さんが負けるわけねーだろが。
誰だ、くだらねェ噂たれ流していんのは」
隊士「沖田隊長が」
隊士「スピーカーでふれ回ってたぜ!!」
土方さんに詰め寄った隊士達は、全員俺に指を指す。
俺は湯呑を置いて、良い笑みでこう言う。
『俺は土方さんに聞きやした(ニタァ』
土「コイツに話した俺がバカだった…」
隊士「なんだよ、結局アンタが火種じゃねェか!!」
隊士「偉そうな顔してふざけんじゃないわよ!!」
隊士「って事は何?マジなのあの噂!?」
土「うるせェェェぁぁ!!」
_ガシャン!!
土方さんは我慢できずに机を蹴り上げた。
あーぁ、湯呑がこぼれちまった。
何やってんだよ土方ー。
土「会議中に私語だした奴ァ、切腹だ。
俺が介錯してやる。
山崎…お前からだ」
山「え”え”え”!?
俺…何も…しゃべってな…」
土「しゃべってんだろーが、現在進行形で」
おー怖っ。
瞳孔開いて抜刀すると、
気分がハイ↑になったキチ〇イにしか見えませんでィ土方さん。
あっ、いつもの事か←
近「ウィース」
_ガララ…
近「おお、いつになく白熱した会議だな。
よ〜〜し、じゃあみんな。
今日も元気に市中見回りにいこうか」
ガララ…と襖を開けて部屋に入って来た近藤さん。
いつものように入って来た近藤さんだが、
顔に付いている大きな湿布が付いてあった。
土方さんもザキも他の隊士も、
皆動きが止まって近藤さんの顔に釘付けになる。
近「ん?どーしたの?」
土「…ハァ」
近藤さん…。
これには溜息付くしかありやせんね。
…土方さんに同感するのは、非情に嫌ですけど(心底)
第五訓 喧嘩はグーでやるべし→←第三訓 お前らテロなんてやっている暇があるなら((以下略
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とおかんや | 作成日時:2020年11月10日 16時