第三訓 お前らテロなんてやっている暇があるなら((以下略 ページ6
土「オーイ出てこーい。
マジで撃っちゃうぞ〜」
如何やら桂や浪士達は、
さっきより粗末な部屋に逃げ込んだようでィ。
一応、バリケード的な物もしてやらァ。
俺達はその部屋の前でバズーカをいつでも撃てるよう構えている。
これで、奴らは袋のネズミ同然でさァ。
『土方さん、
夕方のドラマの再放送、始まっちゃいますぜ』
土「やべェ、ビデオ予約すんの忘れてた。
さっさと済まそう、発射用意!!」
山「えぇ…それでいいんですか?」
ザキが呆れたようなツッコミがあったが、無視。
_ドゴォォンッ!!
発射!と土方さんが言い放とうしたら、
さっき土方さんとやり合っていた天パがアフロになっていた銀髪の男と、
チャイナ服着た餓鬼とメガネの餓鬼が、
バリケードを内側から蹴り破り飛び出してきやがった。
ソイツらは焦った顔をしてそのままこちらに突っ込んできた。
隊士「なっ…何やってんだ止めろォォ!!」
アフロ「止めるならこの爆弾を止めてくれェ!
爆弾処理班とかさ…なんか、いるだろうオイ!!」
そう言って天パ…じゃなくて銀髪のアフロは、
手に持っている爆弾を俺達に差し出そうとする。
隊士「おわァァァ、爆弾持ってんぞコイツ」
アフロ「ちょっ、待てオイぃぃぃ!!」
当然隊士達は爆弾を持って追いかけて来るアフロと、
その愉快な仲間達(笑)から逃げる。
俺達が追う側なのになんで逆に追われてんでィ…
爆弾を持つ奴らから逃げる隊士達と、
その爆弾を持って隊士達を追いかける奴らが、
直線に続く長い廊下を走って行く様子を見届けていた。
チャイナ「ほあちゃアアアアア!!」
アフロ「ぬわァァァァァ!!」
_ゴパンッ!!
アフロ「ふんぐっ!!」
_ドガァンッ!!
メガネ「ぎっ…銀さーん!!」
チャイナ「銀ちゃんさよ〜なら〜!!」
『逃げられちまいましたねェ。
どうしやす土方さん』
一人もいないもぬけの殻になった粗末な部屋を見て、
土方さんにそう言う。
桂の奴、騒動の中に紛れ込んで逃げたんだろうなァ。
土「仕方ねェ、さっきの奴らだけでも捕まえて取り調べするぞ」
『ならもう公務は終わりですね。
じゃ、俺は次の公務があるんでここで失礼しやす』
土「いつからドラマの再放送を見ることがお前の公務なってんだ…!
まだ奴らを捕まえてねェだろ、行くぞ」
ドラマの再放送を見る為に立ち去ろうとすると、
土方さんに襟をグイッと掴まれた。
俺はそのままズルズルと引きずられた。
…土方コノヤロー。
第四訓 喧嘩はグーでやるべし→←第二訓 お前らテロなんてやっている暇があるなら((以下略
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作者名:とおかんや | 作成日時:2020年11月10日 16時