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樹神と乙骨は事前に五条に呼ばれていた。
五条「はい、じゃあ今日は
Aと憂太がペアで任務入ってるからね。
詳しくは伊地知に聞いてね。
じゃ、僕は別の任務があるから〜」
ばいばい〜と言って簡単にその場から飛んだのだった。
なんて雑なんだ。誰もがそう思うだろう。
大丈夫。これが五条悟だ。(n回目)
乙骨「 (実践3回目……!相手は樹神さん……
自然を操ってるとは聞いてるけど……一体どんな……) 」
『改めまして、樹神Aです、』
乙骨「 (真希さんと同じくらい背が高い……)
2回目になるけど乙骨憂太です」
突然の自己紹介??も終わり
伊地知さんに今回の任務を聞きに行く。
乙骨「 (何処か話しにく人だな……) 」
『憂太君はお花好き??』
乙骨「うん、好きだよ」
『私は好きか嫌いかで言うと嫌いなんだ…』
乙骨「……どうして??」
『深い理由は別として、単純な理由だと
すぐに枯れちゃうからかな、
どんなにその花に愛情を込めても、
その花に名前を付けたとしても、
毎日その愛情を込めた花に水をあげ続けても
いつかは” 枯れ ”が来る
例えるなら人間と同じ
人間もいつかは” 死 ”に直面する』
乙骨「 (とても抱えきれない闇を抱えている気がする) 」
『花も人間も一緒だよね、ほんと醜い』
乙骨「……っ!!」
『咲くだけ咲いて、直ぐに枯れる
人間だってそう、生きてて欲しいって
死んで欲しくないって程簡単に死んでいく
可哀想だよね、本当に
悪人だけが残っていくの
善人は神に愛されてないみたい……』
そう言いながら、雲ひとつない空を見上げた。
乙骨は謎の罪悪感に塗れた。
もしかしすると人一倍苦労を苦痛を味わったのかもしれない……と乙骨は思った。
樹神が乙骨に過去の話をする日がいつ来るのか……それは誰にもわからない。
『ごめんね、これから任務だって言うのに』
乙骨「うんん、こちらこそありがとう何かごめんね」
『憂太君は今ある大事な物を手放さないでね』
乙骨「!!……うん、分かった」
この時の樹神さんの顔が
忘れられないくらい哀しい顔をしてた
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Hiyoriusui1211(プロフ) - 禪院ですよ (2021年4月16日 17時) (レス) id: bfed2b86e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おなす。Ёё | 作成日時:2021年3月14日 21時