幼馴染は意地悪社長

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ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ……


人事部には、私のキーボードの音だけが鳴っている





「にしても、雪菜ちゃん残しすぎじゃね」



雪菜ちゃんから残りを貰ったのはいいんだけど、結構な量だった

まあ、ゆっくりやるやつばかりだから全然大丈夫なんだけどさぁ






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ﾎﾟｽｯ


「えっ？」


デスクの上にコンビニのビニールが置かれた

顔を見上げると、そこには





阿部「本当に残業してんだ。ウケる」


「なんで居るんですか」


阿部「……誰も居ないんだから敬語じゃなくても」


「念の為です。ていうか、何しに？」


阿部「俺も帰るところだったんだけどさぁ、誰かさんがいつものお人好しで残業してるって聞いて」



ふっか先輩かぁ



阿部「哀れみに来た」


「ほんっと悪魔」


阿部「ふっ、そりゃどうも」


「褒めてません。てか、これは？」



まだ置かれてるビニール袋



阿部「ああ、これ？一応、差し入れ？」


「………明日、槍でも降るのか」


阿部「ふーん。そんなこと言うんだ。せっかくマカロン売ってたから買って来てやったのに」


「マカロン！？」



何を隠そう！私はマカロンが大好きなのだ！

でも、少し高いのでなかなか食べられないの難点なんだよね




阿部「でも、そんな事言うなら俺が食べよう」


「ごめんごめん！前言撤回します！」


阿部「どうしようかな〜」


「お願い！マカロンちょうだい！」


阿部「じゃあ、明日約束出来る」


「な、何を……」


阿部「出来るか出来ないかどっち？」




こいつの考えてる事は分からない。何を約束させられるんだろう



「や、約束します」



そして、マカロンを手に入れたけど、明日は一体、何が起こるんだろう


―・―・―・―・―・―・―・―・―・―


ひぇーー！びっくりです！

まさかの最高順位が1桁！！？

お気に入り登録と200人に行くなんて思いませんでした！


ほんっとありがとうございます！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))


これもよろしくお願いいたします！

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