幼馴染は意地悪社長 (ページ46)

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阿部side

高校生徒なって、やっぱり俺の予想してた通りで、Aはメイクを始めた。髪の毛も染めて、何なら巻いちゃってるし

中学からモテてたんだから、これでモテない訳がない

モブ生徒『やべぇー八嶋さんだ』
モブ生徒『綺麗だなぁ』
モブ生徒『ああ、付き合いてぇな〜』

誰がお前ら何かに。なんて思いながら、いつも通りAと行動してた

モブ生徒『隣に居んの誰だよ。彼氏か？』
モブ生徒『陰キャは引っ込んどけよ』
モブ生徒『あいつ、志望校落ちてここ来たらしいぜ』

モブ生徒『秀才おつ‪w』

俺は完全に陰キャ扱い
まあ、Aと一緒に居るとそうなってもおかしくない

高校の時のAは、どちらかと言えば陽キャ。だけど、他の陽キャ達に比べると陰キャよりだった

A『ねえ、さっき授業で言ってたのって……』

『ああ、これね？これは……』

俺はそんなの気にしないで普通に学生生活をしてたんだけど、Aを狙ってる陽キャ共はそうはいかないみたいだった

陽キャ『A、俺と付き合ってくれ！』

A『えっと……』

『A！』

いつもの様に、妨害しようと名前を呼ぶ

A『亮平？どうしたの』

陽キャ『は？』

『いや〜……聞きたいことあったんだけど、また邪魔しちゃったね』

A『いや別にだいj『邪魔だよ。さっさとどっかいけよ』

おっと。これは新しいパターンだ

陽キャ『大体、お前、Aの何なんだよ。陰キャのくせに金魚の糞みたい付きまといやがって』

A「ちょっと、亮平になんてこと…！」

陽キャ『Aだって思ってんだろ？こんなやつ、さっさと切った方がいいぞ』

陽キャは、Aの両肩に手を置いて説得してる

いや、まず、勝手にAのこと呼び捨てにすんなよ。あとAに触ってんじゃねぇよ

ああ、これじゃ、いつも通りとはいかないね

『ふふ』

陽キャ『おい、何笑ってんだよ』

A『亮平？』

『何が金魚の糞だ。お前なんかよりよっぽどA知ってる。悪いことも良いことも。何なら教えてやろうか。百年の恋も冷める程のいやーなとこを』

陽キャ『は、はあ！？何なんだよ！本当……』

そう言いながら、ビビったのかどっかに行ってしまった

陰キャを舐めてるとどうなるか。これで分かっただろ‪

A『りょ、亮平？』

『ん？』

Aに変なとこを見せてしまった

けど、これが1番効果的だったからこの日からずっとこのキャラを続けた