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時は流れ、お昼になった
雪菜ちゃんに話すべく、外にお昼ご飯を食べに来たんだけど………やっぱり亮平との関係をバレたくない
あっ!そうだ。架空の友達を召喚して、それで話せば……いけるっ!
雪菜「それで、何があったんですか?」
「いや〜実はね?私の友達の話なんだけど……」
雪菜ちゃんには『友達Aちゃんとその幼馴染のBくんの話』として、関係性とお祭りであったことを全部話した
「ってことなんだけど、なんて言ってあげたら良いかな?」
雪菜「ひとつ良いですか?」
「うん」
雪菜「友達のAちゃんって、Aさんの事ですよね」
「へっ!な、なぜ!?」
えっ、なんでバレてんの!?
そんな感情が伝わったのか、雪菜ちゃんは
雪菜「『私の友達の話なんだけど〜』って言って内容が相談話だと大抵、自分が相談したい事なのが相場です!」
「へ、へぇ〜凄いね。雪菜ちゃん……」
脱帽だせ……
雪菜「……ん?てことは、その幼馴染は社長って阿部しゃt「わーわーわー!でかい声で言わないで!!」
雪菜「マジすか。羨ましい……あの社長のあんなことやこんなことを知ってるんですよね!なんで今まで言ってくれなかったんすか!?」
「そうなるから言わなかったの。たいへんなんだよ?人気者の幼馴染って」
雪菜「聞かせて下さい!」
「残念だけど、タイムオーバー。そろそろ戻らないと」
お店の時計を見たら、お昼休みが終わる15分前。戻って午後の準備をしなくちゃいけない
雪菜「ええ〜いけず〜」
「いけずで結構」
ただ、亮平との関係を遠回しに話しただけで、何にも解決しなかった
さて、どうしたもんかなぁ
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「はあ……」
お昼休みから戻って、仕事始めたのは良いんだけど、やっぱりずっと頭ん中に亮平がいてモヤモヤする
雪菜「Aさん、ため息ついたって何も変わりませんよ」
「いや、そうなんだけど。そうなんだけどさぁ」
雪菜「でも、キスしちゃうんですよ。好きなんですよAさんが」
「やっぱり?やっぱりそうなっちゃう?」
雪菜「社長が雰囲気でしちゃう人には見えませんからね!」
そうだとすれば、生まれてからの亮平の行動に辻褄が合う
もっと上の高校や大学に行けたはずなのに、私と同じとこに通ってたこと
私が告白したりされたりしてる時に邪魔をしてきたこと
「だったらこれから私にどうしろと〜」
雪菜「まあまあ」
すると……
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名無し - まだですか?待ってますね! (2021年9月16日 17時) (レス) id: 0532935fdc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き待ってます! (2021年8月31日 6時) (レス) id: 0532935fdc (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 更新まだですか?続き楽しみにしてますね! (2021年6月20日 8時) (レス) id: 30769a7346 (このIDを非表示/違反報告)
姫美(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます(*'ω'ノノ゙ (2021年6月1日 8時) (レス) id: 8f20ccbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続き楽しみにしてますね! (2021年5月31日 23時) (レス) id: 30769a7346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫美 | 作成日時:2021年4月10日 22時