幼馴染は意地悪社長 (ページ4)

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阿部『新入社員の皆さん、そして素能商事皆さん、初めてまして。本日からこの素能商事の社長に就任しました。阿部亮平です』

『な、なんで！？』

深澤『えっ、阿部ちゃん！？阿部ちゃんだよね』

『あっ……ああ……』

深澤『おーい、A？……こりゃダメだ。せっかく逃げたってのにこれはねぇ』

開いた口が塞がらないとはこのことだ。全く理解が出来なかった。私の思考が停止したまま、入社式はあっという間終わった

片付けをし終え、人事部へ戻る途中

『わっ！？』

急に腕を引っ張られて、空き会議室に

ﾄﾞﾝｯ

『いっ、』

鈍い音と共に壁に両腕を押さえつれられた

『亮平……』

阿部『…………』

明らかに怒っている亮平

阿部『お前、嘘の会社教えただろ』

『そ、そんなの』

阿部『おかけ様で探す羽目になったよ』

『な、なんでこそまでして着いて来んのよ！せっかく逃げたのに……』

阿部『ふっ笑』

『何が面白いのよ！』

阿部『1個教えてやるよ。お前は、俺から逃げられないの。逃げちゃ行けない運命なの』

.

「はぁ」

なんな爽やかな仮面をつけた悪魔のどこがいいんだが。憧れる人が居るなんて

如恵留「八嶋さん」

川島如恵留くん。社長秘書で亮平に憧れてるらしい

「何？川島くん」

如恵留「これ、今日の差し入れです！八嶋さんの分になります」

「ありがとう。シュークリーム……」

阿部「カスタードたっぷり入ってますよ」

「へぇーたっぷりねぇ」

私は、カスタードクリームが苦手だ。あの口にねと〜っとまとわりつくのが無理

こいつ、苦手なの知ってるはずだろ

「ありがたくちょうだいします」

後で雪菜ちゃんにあげよう

阿部「あれ？差し入れのシュークリームじゃない」

「えっ？」

如恵留「はい、八嶋さん、カスタードクリーム苦手と聞いてたので生クリームのシュークリームにしました！」

「川島くん……」

なんて出来た子なんだ！どこぞの社長とは違う

亮平の顔を見ると、ちょっと不服そうな表情をしてた

如恵留「社長、そろそろお時間です」

阿部「うん。皆さん！残りの仕事も頑張って下さいね！」

そう言いながら、両手で可愛くガッツポーズをして、人事部を後にした亮平と川島くん

はぁ、どうやったらあの悪魔から逃れられるんだろう……

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こんな感じて書いて行きます！

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