幼馴染は意地悪社長 (ページ14)

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？「人事部の八嶋Aさん、ですよね」

「そうですけど」

目黒「ぼ、僕！営業部の目黒蓮って言います！今年度入社しました」

「へぇー後輩くんかぁ。で？どうしたの？」

目黒「八嶋さんの噂はかねがね」

「噂？えっ、どんな噂？変なやつじゃないのね！？」

目黒「いえ！そんなのんじゃないです！人事部に八嶋Aさんって言う魅力のある人が居ると」

えー！何その噂〜お世辞でもちょー嬉しいんですけど！

目黒「そ、それでなんですけど……」

「うん」

目黒「えっとーあのーそのー」

「ん？」

急にモジモジし始める目黒くん。どうしたんだろう？

深澤「たくっ、こうなるの見えてただろうに…………A〜」

「はい！」

深澤「帰るぞー」

「えっ、あ、でも」

深澤「良いから。悪いねぇ目黒くん。ちょっと人事部で話さないといけないことがあってね」

目黒「いえ。お疲れ様でした」

「お疲れ様……」

目黒くんは、挨拶をして部屋を出てった

深澤「さあ、帰ろう帰ろう」

「えっ？話さないといけない事は？」

深澤「そんなのないよ」

「はい？」

深澤「会議は終了おつかれちゃん！」

ふっか先輩は先に出ていってしまった

なぜ、目黒くんとの会話を中断させられたのだろうか

私も帰ろうとした時、悪魔に呼び止められた

「何ですか？」

阿部「さっき、営業部の目黒くんと何話してたの？」

「別に」

阿部「言え」

「えー、八嶋Aさんですかって聞かれて、自己紹介されて、噂聞いただけですよ」

阿部「何の噂？」

亮平に噂の内容を言うと、そばにあった机にバンッ！と両手を付いて落胆していた

阿部「嘘だろ……」

「亮平さん？」

すると、亮平は眉間に可愛くシワを寄せながら私を睨んできて

阿部「……Aのバカ！」

って言って、どっかに行ってしまった

「はい？」

なんで急にバカ呼ばわりされなくちゃいけないのよ。本当、ずっと一緒に居るのに未だによく分かんない