ヤンキーだけど後輩には甘い【HQ】

さすが俺の後輩 ページ7

・



調子の戻った翔陽は、噂の速攻を見せてくれた。


俺は3対3の時見れてなかったから、実質初見。





「すっげ…ちょ、先生タイムアウトとって！翔陽と飛雄に感動のハグを！早く！タイムアウト！」




「え、ええっ！？」



「コラA、先生を困らせるな！こっちまで聞こえてるから！」




バッと顔を先生からコートに移すと、翔陽はニコニコ、飛雄は顔を赤くしてこっちを見ていた。




「A先輩っ終わったらギューッてしてください！」



「承知したァ！！」




「ばっ…バカみてぇなことAさんに頼んでんじゃねぇぞボゲェ！！」



「飛雄もな！いつもの２割増しで力込めてやるぜ！」



「えっあっあざっす！！」





「(影山が懐いてる……)」




クソデカい声で話してるせいかバッチリ青城に見られてるけど知らない。





「あ、青城タイムアウトとった」




孝支の声に光の速さで反応して駆け寄ってくる翔陽と熱い抱擁を交わす。




「すごいな翔陽！あんな速攻初めて見た！もうなんていうか俺の語彙力じゃ言い表せないくらいすごかった！愛してるぜ！」




「Aさんってほんとに言葉の大安売りですよね」




「なんだ月島嫉妬か？俺がA先輩にギューッてされてるから羨ましいんだろ〜」




「そんなこと一言も言ってないんだけど。お気楽な脳みそだね」




ほんとにこの後輩たち俺のこと好きすぎだろ。


愛は返ってくるもんだな。両思いだわ。

及川？3年？あ、興味ないわ→←いざ練習試合

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す