日は炎にも勝る。

継国桜 ページ25

数日後、彼女が目覚めたらしい

俺は彼女について知りたい


この時の俺は、

後に後悔することを

知る由もなかった

桜 side

森羅「大丈夫ですか？」

『…はい』

私の前には

特殊消防隊の皆が居る

ふと、大怪我をして隠に運ばれていった時のことを思い出した


＿＿ねぇ、起きてくださいよ…柱の皆さん、毎日来すぎてウザイんですから…＿＿

しのぶさんの言葉

その時蘇った記憶

実の兄

私はたくさんの者を守らなくてはならない

自分を犠牲にしても

守らなくてはならないものがたくさんある



今日の日下部さんの顔は

何かを知りたいような顔をしていた

『何を知りたいのですか？』

森羅「！」

『フフッ、丸わかりです。いつも明るい貴方が、そんな暗い顔をしているのですから』

森羅「まず…ひとつ…」

『はい』

森羅「貴女のことは、聞いてもいいですか…？」

『どういう意味でしょう』

森羅「俺達は、貴方のことを知ってもいいのですか？」

『後悔しないと思うのなら、そして、今まで通り、接してくれると約束してくれるのなら。そして何よりも、信じてくれるのなら、話します』

森羅「信じます」

＿＿誰もお前を見捨てたりしない。大丈夫だ。兄さんがずっと守ってやるよ＿＿

『…では、まずは、最初に』


皆が私に注目する。

私は布団から起き上がり、

笑顔の仮面をつける

『私は、２５歳までしか生きられません』

全「！！！」


　それから私は、全てを話した


　鬼殺隊

　鬼

　刀

　家族

　約束

　先日の兄との再会

　仲間





『…以上です』

皆が涙していた。

森羅「辛かったな…」

彼は私の頭をなでてくれた

その顔は

兄様そっくりだった

私は笑顔の仮面をつけて

その日を終えた



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

１００００Hit越？！

ありがとうござます！

これからも頑張ります！

俺達のところに来ないか→←涙

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