弍拾陸話 ページ32
.
「お帰りなさいませ」
「おめでとう御座います。ご無事で何よりです」
朝日の登る山。日の光を浴び藤の花が輝く。集まっていた筈の他の男女は居らず、居るのは私達だけ。そうか全員喰われたか
……可哀想に
「先ずは隊服を支給させていただきます。体の寸法を測り、その後は階級を刻ませていただきます」
「階級は十段階御座います。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。今現在皆様は一番下の癸で御座います」
「更に今からは鎹鴉をつけさせていただきます」
ばさり はざり
頭上から黒い羽が舞う。肩に止まった鴉、毛利と同じ淡い紫の様な、桃色の様な、綺麗な目をしている
「よろしくお願いしますね」
「……ヨロシクゥゥ!」
「……これは、また、鶴丸さんが喜びそうな……喋るんですね……」
「それでは玉鋼を選んでいただきます。お一人の方はもう日輪刀をお持ちの様なので、貴方様だけどうぞ」
「え、泉持ってるのか?!」
「…ええまぁ、この脇差がそうです故」
「へぇ」
「では、あちらから刀を作る鋼を選んでくださいませ」
「鬼を滅殺し、己の身を守る刀の鋼は、御自身で選ぶのです」
.
248人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サフラン - こちらは名前変換できないのですが、仕様ですか?? (2020年1月23日 8時) (レス) id: e0eb430469 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルニウタウ(プロフ) - 蒼硝子さん» 有難う御座います!! (2019年7月14日 2時) (レス) id: f4141d9563 (このIDを非表示/違反報告)
蒼硝子(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ!!ヨルニウタウさんの作品大好きなので、いつも更新楽しみにしてます!!応援してます!!頑張って下さい!!((´∀`*)) (2019年7月14日 2時) (レス) id: bea0e07bc6 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルニウタウ(プロフ) - 蒼硝子さん» お恥ずかしい限りです…気をつける様にします。本当に御指摘有難う御座います (2019年7月14日 2時) (レス) id: f4141d9563 (このIDを非表示/違反報告)
蒼硝子(プロフ) - いえいえ、間違いやすいですもんね、富と冨の字!! (2019年7月14日 2時) (レス) id: bea0e07bc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヨルニウタウ | 作成日時:2019年6月18日 19時