【刀剣乱舞】毛利の脇差【鬼滅の刃】

弍拾話 ページ24

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さらさら。灰になる鬼。前から突っ込んでくる鬼はああいう不意打ちが楽

暗殺、闇討ち、お手の物。堀川君も良く言ったものだなぁ。まぁ、不意打ちとか得意だけど
べっとりとつく鬼の血を振り払う。血の生暖かさは、酷く心を落ち着かせる。矢張り刃が故にだろうか



「うわぁぁぁあ！！！」



「…あっちですかぁ」




北西の方向。情けない男の声が闇に響く
私はそちらに向かって走り出した


流れる様に、風の様に、樹と樹の走り抜ける。段々と濃くなる人の血の臭い。2、3人は死んでいる。…いや不思議、この気配は
…見えた。小柄な鬼、背中から無数の触手の様なものを伸ばし、それを青年に絡みつけて、自身の背後の口へ持って行こうとしている



「たすけ、助けてくっ」
「情けないですよー」



刃の呼吸 二の型 滝落



ふわりと浮く身体を捻り、相手の無数に伸ばす触手の様なものを切る。滝が落ちるが如く、水が落ちる勢いの様に


ぼとり ごろんごろん




「あらぁ…不思議、矢張りするんですよね。時間遡行軍の気配」





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