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供述:冗談 ページ21

「覗き見なんて良い趣味してんじゃねェかィ」

「あー・・・」



バツが悪くなり目を逸らすと、掴まれた頬は強制的に沖田さんの顔の方へと向けられる。

少女漫画でよく見るそんなシチュエーションのはずが、沖田さんの圧のかかった顔の前にはトキメキなんてものもなく



「す、すみませんでした」



息を吐き出すかのように謝罪を述べれば、「わかればいいんでィ」と、あっさりその手は離された。

そして、道場の方をしゃくって「ん」と。



「え?」



ぽかーんとする私に、沖田さんはハァと溜息をついて皆まで言わせるな、なんて顔をしている。



「俺が手合わせしてやらァ」

「は?」



すっとんでいった語彙力と、意味を理解するためにぐるぐると頭の中を回る思考。

沖田さんの顔を見上げれば、お得意のポーカーフェイスは崩れて真っ黒な顔をしている。



「いやいやいやいや、無理ですって!!ていうか、普通この流れだと見ていくか的な流れですよね!?」

「そんな流れはねェ」

「いやいやいや」



匿ってもらってる身のはずなのに、命の危険を感じる。

「ほらやるぞ」と放り投げられた竹刀はベチンと床に叩きつけられ、無理です!と首を振る私に沖田さんはいよいよやれやれと呆れ顔。


「お前がその剣もたねぇなら一方的にやらせてもらうぜィ」

「いや待ってそれサンドバック!!!」



ぎゃああという悲鳴は静かだった屯所内に大いに木霊して



「何やってんだ総悟ォォォオ!!」



怖い顔した土方さんがドタドタと道場にかけてきて、そこから真選組の一日が始まったのである。

体調悪い時に限って元気だと思い込みがち→←午前5時



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微糖。 - 面白いです。続き待ってます。 (2020年5月31日 20時) (レス) id: 7154107f34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 今までで1番好きな物語です!更新楽しみにしています。 (2020年3月29日 11時) (レス) id: cd8046c6bb (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - ソマリさん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9618de47fb (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 淋さん» ありがとうございます。楽しんでいただけているようでうれしいです (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9618de47fb (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - モンスターエナジー愛好家さん» 更新長らくお待たせしました。ありがとうございます (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9618de47fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2017年11月23日 21時

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