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sha ページ3
暖かくなったり寒くなったり、毎日めっちゃ忙しい天気が続いてる3月末。
今日は久しぶりに寒い日やったからこたつに潜り込んでいる。
こたつってなんでこんな天国なんやろ。あったけぇ…。
｢ちょっとシャオちゃん、そこ邪魔〜｣
｢ぐぇ…っ、ちょ 痛いって｣
｢掃除してるんだからそこどいてくださーい｣
こたつで温まってる中、隣でAが掃除機をかけてる。
可愛いなぁと思いながら見てたら、掃除機で吸うよって言われたので渋々こたつから抜け出しソファに移動する。
｢寒…｣
｢これ終わったら戻っていいから、ちょっとだけ待ってて｣
｢Aも一緒に入る？｣
｢私はまだやることあるの｣
｢えー、面白な｣
膝を抱えて座りながらそんな会話をしつつ、後で絶対こたつの中に引き込んでやろうという作戦を練る。
ソファの上でウトウトしてたら掃除機の音が止んだ。
うっすら目を開くとAがこっちを見ている。
｢シャオちゃん、お待たせ｣
｢ん…ありがとぉ…｣
正直眠過ぎてあんま何も考えられんけど、とりあえず今やることはひとつ。
｢A、ほら来て…｣
｢え、ちょ…っ｣
A諸共こたつの中に引き入れしっかりと抱き締める。
最初はちょっと暴れてたけど、諦めたのか大人しくなった。
｢あったか…｣
｢ねぇ、シャオちゃん。私まだやる事あるんだけど｣
｢今はええやん、ゆっくり休み？｣
そう言って俺のまぶたは閉じた。
もう限界や…おやすみ。
─ 次起きた時、顔を真っ赤にしたAにめちゃめちゃ怒られるのをこの時の俺はまだ知らない ─
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作者名：柚稀 | 作成日時：2022年4月6日 0時
