368.芸能人オーラ ページ18
「キュヒョン？」
KH「あー、A・・」
ゲーム機を持ったまま 抱きしめようとする彼を
嬉しい癖に 少し拒んだ。
どうして？って 少し首を傾ける彼。
・・・可愛いって、違うわ。
「だって、ここ外」
と、当たり前の答えを返す。
「もっと 芸能人って自覚を持ってください」
KH「ここじゃ 誰も俺だって気づかないでしょ」
「少し前、神戸でもコンサートしてたじゃない・・」
KH「今 芸能人オーラ消してるから、平気。
周りから見たら、ただの普通のカップルだよ」
そう言ってやっぱり 軽くハグをする。
「これから どうするつもりなの？
帰りの飛行機は 何時？」
KH「せっかく会えたのに、もう帰る心配？」
「だって、仕事休ませる訳にいかないもん」
KH「・・真面目だなぁ、もう」
「同じでしょ？キュヒョンだって
私の仕事の心配、いつもしてくれるじゃない？」
KH「フ。そっか、一緒か(笑)」
土日なら たくさんの観光客で溢れるはずの駅は
月曜の午前中とあって サラリーマン風の男性が少しだけ。
だけど オーラを消してるとはいえ
いい年をした男女が こんな時間に
駅の構内でハグを交わしていたら
自然と視線はこちらに来るようで
急に恥ずかしさと心配が同時に来た。
「取りあえず、駅は出よ？車の中で話そ」
言ってすぐ 彼の手を取って歩き出した。
キュヒョンだと バレたらどうしよう？
という、一抹の不安は残るのに
ソウルなら 絶対にできない
二人で手を繋いで歩く、という行動に
少しだけキュンとした。
KH「A、車の運転できるの？」
「ん？うん。学生の時に免許取ったから」
KH「韓国では 乗らないの？」
「転勤が急だったから 海外用に書き換えてなくて」
KH「あー、そうなんだ。ちょっと 楽しみだな」
「・・そんなに上手じゃないよ？」
たわいもない話をしながら 車へと急ぐ。
「で。帰りの飛行機は何時？」
KH「オオサカの空港に19時だったかな？」
「それも 自分でチケット取ったの？」
KH「当たり前でしょ、プライベートなんだから」
運転席に私、助手席に彼。
いつもとは違う席に緊張する。
乗り込んで取りあえず 駐車場を出ようとして
大切な用事をやっと思い出した。
・・・お母さん、忘れてた！
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miki(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます、キュンキュンしていただけてよかったです♪ (2017年3月12日 21時) (
レス) id: 5d0a21615e (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - キュヒョンにキュンキュンしっぱなしでした！素敵なお話ありがとうございました！ニヤケが止まりませんでした(^_^;) (2017年3月4日 15時) (レス) id: 40d3a11bf6 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - green_beeさん» いえいえ♪感想はいついただけても嬉しいものです！ありがとうございますm(__)m私の中の彼はきっとリアルな彼とは違うと思いますがそこは妄想ということでやんわりスルーしていただければ幸いです（笑） (2013年11月10日 14時) (レス) id: ede77fa757 (このIDを非表示/違反報告)
green_bee(プロフ) - 今頃で失礼します。私が持ってるイメージと少し違うけど、こんなギュもいいなぁと思いました。愛されてる感が感じられて、ニヤリとしました。面白かったです。 (2013年11月10日 12時) (レス) id: 8064d42944 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - marsさん» コメントありがとうございました！ペン、だなんて嬉しいお言葉!! 気に入っていただけたみたいで良かったです(^-^) 新作でもキュン♪としていただけるよう張り切って妄想していきます！また遊びにいらしてくださいね☆ (2013年2月21日 20時) (レス) id: 0c2358440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miki
| 作成日時：2013年1月7日 11時
