Game 39 ページ40
意識が戻る。
ゆっくりと目を開けると、そこには青空が広がっていた。
そして、ドアップでンダホの顔が視界に入った。
ンダホ「あっ!!起きたよ、みんな!!」
シルク「相変わらずうるせーなぁ、」
「ふふ、せやなぁ」
隣からはいつもの調子で笑いながらそんなことを言うシルクが私と同じように寝転んだままの体勢で空を見上げていて、
あぁ、やっと戻ってこれたんだなぁって。
「……っ、」
こっちの時間では、私達が集まった時の時間と変わってないと言うモトキの言葉が聞こえてきた。
元の場所に戻ってきたんだ。
この、私達の思い出がたくさん詰まった土手に。
長かった。
死と隣合わせの時間は、とても長く感じた。
その分、いつもの私達の日常が、優しく受け止めてくれてるような、そんな感覚に私は、
視界が滲んでいく。
シルク「……怖かったな。でも、ちゃんとクリアできたな、俺ら」
「…うんっ、」
頭を優しく撫でられる。
マサイ「起きれる?」
シルクと私に差し出された両手。
それをそっと握るとマサイが軽く引き上げてくれて私達は上半身を起こした。
シルク「さんきゅ」
「ありがとう」
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シロ(プロフ) - 干支©さん» コメントありがとうございます!Twitterだとこういうのを見たくない方もおられるかと思いますのでここで留めておいて下さると有り難いです…!すみません! (2018年2月14日 22時) (レス) id: 7ee48a4ee9 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます!泣いて頂けるとは…嬉しい限りです!本編の方もまたよろしくお願いします!! (2018年2月14日 22時) (レス) id: 7ee48a4ee9 (このIDを非表示/違反報告)
干支© - 良かったらTwitterにURLを貼ってもいいですか? (2018年1月31日 13時) (レス) id: 3d24abd783 (このIDを非表示/違反報告)
干支© - めちゃめちゃ良かったです (2018年1月31日 13時) (レス) id: 3d24abd783 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 泣きました。ありがとうございます(((((殴 (2017年11月3日 20時) (レス) id: 2e2950d023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2017年2月5日 22時