GAME ver2 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:11,853 hit

・ページ16

結局私は疲れと神山君に言われたことに混乱をして、これ以上仕事は出来ないと思い、帰ることにした

「爆発物が2つ…」

家に帰ってからも、頭に巡って来る神山君の発言

それはのんちゃんが居る場所に2つなのか、それぞれ別の場所にあるのか、それとも脅しなのか

考えれば考える程頭が痛くなって来た私は、今日は早めに眠りについた

・

・

翌朝、職場に行く準備をしつつ、掲示板に書き込みが更新されてないか確認をする

「…ない」

今日は何も更新されていなかった

あとのんちゃんに残された時間は2日間しかない

私は気を引き締めて、家を出た

・

・

「おはよう、昨日の続きはどうやった？」

「あ、えっと…」

桐山さんに、昨日の白い車の追跡が出来ているか聞かれる

まさか、その後に神山君が来てから何も出来なかったなんて言えなかった

「私も疲れていたのかもしれません…あの後頭が中々働かなくて…」

「ええんよ、Aちゃん昨日事情聴取で頑張ってたやんか」

「昨日偉そうなことを言ったのに申し訳ないです」

「大丈夫やから、今日と明日絶対見つけられるように頑張ろな」

桐山さんは、私を励ますように背中を優しく叩いてくれた

「じゃあ俺、濵ちゃんと流星を呼びに行ってくるから」

桐山さんは別室に居る濵田さんと藤井君を呼びに、部屋から出て行った

桐山さんが通り過ぎる横で、パソコンを操作する神山君が口元を緩めて楽しそうに此方を見つめていた