GAME ver2 (ページ11)

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濵田さんからすぐに戻るから待っててほしいと言われ、急いで昼食を済まして待機をする

「…さっき小瀧さんを見た人が居るって連絡が来て、」

先に戻って来た藤井君も一緒に、3人で濵田さん達が戻って来るのを待った

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「小瀧さんを見かけたと話す人についてなんだけど…」

戻って来た濵田さんから話を聞く

「他の捜査の方が聞き込みして聞いたことなんだけど、Aちゃんの家の近くの近所の方で」

「…家の近所の方、」

防犯カメラの映像から家の近くで失踪したと予想したのは当たっていたのか

「失踪した日の朝、小瀧さんと隣に小瀧さんより背が小さい黒髪のスーツの男性の方が話していたらしい」

のんちゃんより背が小さくてスーツの黒髪の男性、神山君の特徴と一致していた

ただそれだけで神山君を犯人と疑う者は、まだ居なかった

「その人も小瀧さんがその日失踪するとは知らないから、よくは見てなかったらしい」

「隣に居た人の顔とかは…わからないですか」

「残念ながら後ろ姿しか見てないと、ただもう1つだけ、その2人の付近に白い車が止まってたらしい」

「白い…車ですか、」

それまで濵田さんの話を大人しく聞いてた神山君が、白い車と聞いて反応をした

動揺しているのか？、それとも驚いた演技なのか、私にはわからなかった

「見かけたと話す方もよく見てないから、男性の特徴や車のナンバーなどの細かいことはわからないと」

「…そうですか」

「ただ車は大きい車とかではなくて、軽とか小さめの大きさだと話していた」

「そしたら、防犯カメラの映像から小さめの白い車を探したら見つかるかもしれないですね」

今回の話した人以外目撃者は居ないことから、のんちゃんはすぐに連れ去られたと予想できる

私達は午後の時間、防犯カメラの映像から小さめの白い車を探すことにした

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「…Aちゃん、もう時間は相当遅いで、まだ残るんか？」

「…はい、まだ残ろうかなって」

私は時間を忘れて白い車の正体を追っていた

気づけば残っていたのは、私と濵田さんだけになっていた

「気持ちはわかるけど、身体壊さない程度にやるんやで」

「ありがとうございます」

「机の上に鍵を置いとくな」

その後も調査を進めるが、結局神山君が運転したであろう車を見つけることは出来なかった

白い車を追うのは、明日に持ち込むことにした